ナンプレー学校 学期末試験
コロナの影響で、7月から始まった前期も、来週で終わりです。今週は学期末試験をしています。
今日はベンさん、オット先生と一緒に子どもたちの様子を見に学校を訪れました。
それぞれのクラスをのぞいて、子どもたちの学習状況、生活態度などについて
色々と相談しました。
先生に許可をいただいて、子どもたちの試験の様子を写真に撮ってきました。
先ずは小学1年生のクラスです。
算数の試験をしていました。
手で数えるイム、小さい木のブロックを使って数を数えるメーク、黙々と解いているソーン。
木のブロックで数を数えているという方法を初めて見ました。
次は小学2年生です。
クラスが全体的に明るく、活発な子どもが多い印象でした。
他の子どもたちも、私たちに無邪気に声かけてくるのが印象的でした。
テンクワーはよく勉強ができると先生に褒めてもらいました!
次は小学3年生です。
2年生と3年生ではたった1年でも、ぐっとお姉さんになっている印象を受けました。
フォンは勉強大好き。テンモーはあまり自分の感情を表現しませんが、実は楽しいことが
大好きな子。
次は4年生です。
クラス全体も落ち着いた雰囲気があり、子どもたちのテストに向かう姿も真剣。
メーはなんとなく余裕さえ感じます。モップははにかみながら一生懸命解いていました。
最後に、小学5年生です。
どことなく似ている2人。ガンペーンの方がしっかりしてるように見えて、
実はゲンの方がしっかりしていると、先生から教えてもらいました。
もう少しで思春期に入っていく2人。今はまだあどけなさが残っていますが、
これからどんな青年になっていくのでしょうか。楽しみです。
今回初めて子どもたちの学校を訪れました。
普段ホームで見せている顔と、学校での表情はそんなに変わらないように感じました。
私たちの姿を見た子どもたちが嬉しそうにしていたのも、少し意外でした。
もう一つ驚いたのが、たくさんの学校の子どもがベンさんを知っていて、「ベンさん、こんにちは!」
と、あいさつをしていたことです。普段より、学校を訪れて子どもたちの様子を先生に相談しているため、
バーンロムサイのお父さんとして知られているようです。
また、この顔見知りの子どもたちの多くが、バーンロムサイの図書館をよく利用していたそうです。
今はまだ、コロナの影響もあり図書館は地域の子どもたち向けには開放できていません。
ベンさんも早く、学校の子どもたちがまた以前のように図書館が使えるようになってほしいと言っていました。
今回学校を訪れて嬉しく思ったのは、バーンロムサイがいい意味で地域で有名になっているということを
感じられたことです。やはり、今もなお色々な差別は国を問わず、地域を問わずどこにでもあります。
正直、もし学校へ私たちが行ったら、子どもは嫌な顔をしないかな?と、少し心配していました。
ですが、バーンロムサイの子どもたちは嬉しそうに自分の友達を紹介してくれたり、学校の子どもたちが
楽しそうにベンさんと話す姿を見て、何とも言えない嬉しい気持ちになりました。
施設へ戻った後、ベンさんにこのことを話すと、「もしかしたら、タイでも別の地域ならいじめや、
いろんな目で見てくる人がいるかもしれないけど、バーンロムサイは今まで、地域を巻き込んで色々と
活動をしてきたから今の姿がある」と、話してくれました。
NPOなどの活動の成果は、常日頃から分かりやすく目に見えるものばかりではありませんが、
少しでも未来を良くしていこう、良くなったらいいなぁとその思いで継続していくことにも
意味があると、改めて感じました。
またバーンロムサイの活動が、バーンロムサイの子どもたちだけではなく、そこに関わるたくさんの
子どもたちにとっても意味のある活動ができているということを実感できたことはとても励みになりました。
さぁ、来週から秋休みが始まります。
先ずは、皆が試験に合格しますように!!
岩田恵美子 | 2020/11/05(木)
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