ナムプレー村の学校
2000年、バーンロムサイが開設した翌年、子どもたちは制服も何もかも揃えて、念願の学校に大喜びで入学したのですが、1ヶ月もたたないうちに、生徒たちの父母の反対に合い、呆気なく学校を追い出されてしまいました。
まだまだ「エイズ」に対する、差別と偏見が根強く残っている時のこと。
学校の名前はナムプレー小学校。
その後、市内にある公立の学校の教頭先生が、とても理解のある優しい方で、子どもたちを受け入れてくださいました。
それからしばらくは、ずっとその市内の学校に通っていましたが、現在は幼稚園から中学3年生まで、このナンプレー村の学校に通っています。
2000年に子どもたちが学校を追い出された時期は、バーンロムサイへ足を踏み入れるだけでHIVウィルスに感染するというくらい、エイズ孤児施設のバーンロムサイは、村の中で孤立していました。
しかしその後、バーンロムサイの子どもたちがサッカーを始め、さらに浦和レッズのハートフルクラブの皆さまが、バーンロムサイの子どもたちにサッカーの指導をしに来てくださるというビッグイベントに、サッカーが大好きな村の子どもたちも参加。
そこで村の子どもたちと、バーンロムサイの子どもたちが水の入ったコップを回し飲みしているのを見た時は、かなり嬉しい驚きでした。
この後から、「村の子どもたちも一緒に使ってください」という趣旨で建てていただいた図書館と、サッカーを通じて、ナンプレー村の中での差別と偏見がだんだん無くなり、タイ人スタッフたちの努力の甲斐もあり、村役場やナンプレー学校から色々なプロジェクトを一緒にやりましょうと、相談されるようにまでなりました。
昨年からのコロナ禍で、村の子どもたちが図書館に来ることも、サッカーを一緒にやることもまだ出来ない状態が続いています。
早くこの状況が落ち着いて、図書館やサッカーに村の子どもたちも今までのように参加できますように!
昔は子どもたちを追い出した学校というイメージが強かった学校ですが、今はホームの子どもたちが皆、お世話になっているナンプレー村の学校。
先日夕方の迎えに一緒に行って来ました。
以前は良くお休みの日に、子どもたちとホームから歩いて学校の校庭まで行って、遊具で遊んで帰ってきたものです。なので校内に入るのはとても久しぶり。
車から降りると、終わってすでに待っている子どもたちが順々に戻って来ます。
テンモー お帰りなさい
イムお帰りなさい
真面目にしっかりマスクをしているメイ
ピーマイ嬉しそう
思慮深い顔つき、タイタン
(お腹がすいて元気がない)
ホームにいる時とまた顔つきが違う子どもたち
イムと仲良しの友だち
車に乗り込む時は、全員消毒してから
サッカーの練習があれば絶対ロムサイFCに参加しているだろうと思われる男の子たちが、校庭で球を蹴り、中学生と思われる大きな子どもたちはバスケットボールを楽しみ、ピンクがスクールカラーのナンプレー村の学校は、賑やかな放課後を迎えていました。
最後にやっと帰って来たエーク。
保母のプーさんの厳しい顔つきが気になるが、、、
家に戻ると、今日は先生としてシフトに入っているオット先生が、宿題や学校での出来事をチェックします。
オット先生お待ちかね
ガムペーンとモップ何か発見!
蝉の抜け殻。ということを知らなかったモップ。
一つ学んだね。
いよいよ蝉の鳴き声がすごくなる季節です
シャワーを順番に浴びて、宿題をして、夕ご飯。
今日は豚肉の唐揚げとタケノコのスープ(北タイ料理で、ゲーン・ノーマイ)。
事前味見をしてしまいましたが、かなり美味しいです!
絶妙な揚げ具合とちょうど良い味付け
北タイのタケノコのスープ
楽しいから、またお迎えに行ってみよう。
最後に、今週の空芯菜。
と
夏バテ気味のバブー。
今日からまた3連休です。(北部タイだけ)
| 2021/03/26(金)
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