卒園生の話し。ナット
海外からの観光客の受け入れを開始したタイ。
中国人が少ないせいか、まだそれほど多くの外国人が来ているとは思いませんが、国内移動は以前よりもさらに活発になり、他県ナンバーも増え、ショッピングモールや市内中心部など人が増えて来ています。
hoshihana villageにはこのコロナ禍以降、初めての日本からのお客様がいらっしゃいます。
ゆっくり2週間滞在。
私たちもとても嬉しい!
一方、12月13日から登校できる学校も出て来たのですが、子どもたちの住むハンドン市の公立はまだ、、、。
引き続き自宅学習とオンラインが続きます。
学校へ行かせるのを怖がる親も多いそうで、開校してもしばらくは自宅学習を選ぶ子どもも。
いつになったら、普通に学校へ通えるのでしょうか?!
ワロロット市場も人が増えて来ました。
人気のカフェの前では観光客が写真撮影。
チェンマイでは、毎年12月、アートやクラフト関連のイベントが多く、規模は縮小しているかもしれませんが、12月4日から色々なイベントが各地で開催され始めました。
この3連休、きっと大勢の人で賑わっていることと思います。そうであって欲しい。
その中の1つ、チェンマイ デザインウィーク。
アート、クラフト、音楽など、チェンマイのアーティストが参加してのイベントに、卒園生のナットが
アーティストの一人として参加し、作品を展示しています。
ちょっと奥まったところにあるお寺の脇が、ナットの展示スペース
ポスターにも名前が。
ナットは、一度チェンマイ大学の文学部に入りましたが、2年で中退。
その後色々なところで働きながら、再度自力でチェンマイ大学美術学科に合格し、2020年に卒業したのですが、ちょうど4年生の卒業制作の要の時期に、このCOVID-19となり、大学へも行けず、卒業制作発表の場もなくなり、卒業証書だけ受け取り、いまだ卒業式もあげられていません。
20人のアーティストがプレゼンテーションをして、その中から10名が選ばれたそうです。
ナット以外はみなさん、自身の展覧会を開いたりするようなアーティストの方々。
卒業後、コロナ禍で就職もなかなか難しく、作ったものをマーケットで売ったり、日雇いの仕事をしたりしながら、なんとか食べてゆけていましたが、今回初めて人前に作品を発表する良いチャンスに出会えて、貴重な経験ができたようです。
特に、タイで有名なアーティストで今回のアートプロデューサーの、ナウィン・ラワンチャイクン氏から様々なアドヴァイスをしてもらったことは、本当に嬉しくかったようで、的確かつ寸時に出てくるナウィンさんのアドヴァイスに感動していました。
今回は2週間という短い期間で、周辺にあるお店から分けてもらった廃材を利用して、鐘に見立てたオブジェを吊るしました。
色々な違う素材から、色々な音が聴こえてくるような感覚。
短い時間で大変だったけど楽しかったと、ナット。
近所のバイク屋さんからの部品で。
タイルとかレンガとかガラスなどなど、色々な場所から廃材を譲ってもらいました。
廃材を譲ってくださったお店の名前も書いてあります。
この先、アートだけで食べてゆくのはそう簡単なことではないですが、でも好きなもの作りがあり、クリエイティブなことに関わりながら、楽しく、そして身の丈にあった暮らしが続けてゆければいいなぁと、思います。
ちょうど今週から、センスの良い若い夫婦がやっている人気のカフェで働き始めました。
美味しい自家製パンや食事、さらにとんこつラーメンもあるのです。
ここでもきっと色々学ぶことができるでしょう。
来年は、30歳。
ちなみにミルクやピーダオは、もう30歳になりました。
30、、、、ビックリです!!!
でもまだまだこれから。
こうして年齢を重ねて色々ありながらも元気に暮らしているバーンロムサイの卒園生たち。
小さい頃からたくさんの方々に支えていただいたから、今があります。
彼らももうそういう事が良く理解できる年頃になって来ました。
それにしても、くどいようですが、30歳、、、。
私たちも歳をとるはずですね。
| 2021/12/11(土)
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