SINRAPA!! NEWS Vol.024 /19.26.Feb
自由な発想力を元に子どもたちが少し苦手な自主性、責任感、持久力を高めるためのプログラム、それは、自分から「やってみたい」と言い出した言葉に責任感を持たせ、自分の力で完成させるプログラムです。私たちは、やり方を教えるのではなく自分で考えて決断し実行できるよう後押しする手伝いをします。そんなみんなのがんばりをお届けします。
※13歳以下の子どもたちは、絵画や粘土(陶芸)などこちらで用意したものの中から自由に選んで制作し、13歳以上の子どもたちは、やりたいことを自分の手で見つけ出し制作に挑んでいきます。
★ 乳幼児組 (サーサー、ゲン、ボン、テンモー)
先日お絵描きデビューしたサーサー、ゲン、ボン。今日は、青色のみ使ってのお絵描きに挑戦です。
お昼寝を起こされ、少しご機嫌ななめサーサー、それでも筆を見ると先日同様、両手に筆を握り締め、リズムに乗って描き進めていきました。その時、後ろから魔の手が、、、ゲンとボンが紙ではなくサーサーの背中に色を落としはじめたのです。サーサーは大泣きし、「私、もうやらない!」と怒ってしまいました。
今日のゲンは、太い筆と細い筆を使い分けています。
こちらは、今日一番調子の良いボン、筆を3本まとめて描いてみたり、筆先のみで描いてみたりいろいろ試しているようです。
サーサーを泣かせた2人、楽しそう?ほくそ笑んでる?のはなぜ!?もしかして、2人で計算してやったの?
今日は、テンモーも参加しましたよ。
★小児組(アーパーイ、ニサー、ジンダー、ペン)
ひさしぶりにお絵かきができて、とってもうれしそうな小学生の女の子たち。
外で描いたからなのか、今日の絵は、みんなのびのびしてますね。
★中学生以上 キャンドル作り
今回挑戦しているのは、卵の殻を使ったキャンドルづくり。
手順は、卵の底に穴を開け→中身を取り出し→よく水洗い→中に水分が残らないようによくふき取り→真ん中に糸を通して→溶かしたワックスとパラフィンを注ぎ→中身が固くなったら殻をむく、というもの。
完成品は、こちら。
一見、きれいにみえますが、問題点がたくさんあります。
1:中身を出して水洗いした後によくふき取らない。
2:芯になる部分に蝋を染み込ませる際に湯銭のお湯に芯をつけてしまう。
3:パラフィンとワックスを湯銭する際に湯銭の水を混入させてしまう。
4:色を根気よく混ぜないために、玉になって残ってしまう。
5:湯銭に失敗したパラフィンとワックスを流しに捨てる。(冷えたら固まるので流しが詰まります。)
いくら注意しても「マイペンラーイ(大丈夫)」との返事、何を根拠に「マイペンラーイ(大丈夫)」と言っているのかは知りませんが、よく考えない上でタイの人が発言するこの言葉が私は、大嫌い!なので、完成品に火を灯させました。案の定、水分が混入したキャンドルは、バチバチッっと花火のような音がします。左でかけているものは、中心に水が入ったために分離してしまったものです。
「こんなんじゃ、売れないよ、買ってくれる人に失礼だよ。」というと、「これは、子どもの作ったもの!駄目なら売らなきゃいい。」とのこと。
このキャンドル作りには、中学を卒業し専門学校に通うゴイやもうすぐ中学を卒業して専門学校にいくメーレックが中心となっています。こちらの専門学校は、社会に出るための職業訓練校にあたります。少し厳しいかもしれませんが、この子たちには、社会に出る上での責任感を身につけていって欲しいと願う反面、でも、まだ16,7歳だもんなぁ、、かわいそうかなぁという思いが私たちの中にも交錯しています。
余談ですが、メーレックが明るくなりました。なんだか、前は、言いたい事を言い出せないで苛立っている様子だったのですが、カメラの勉強をしたいこと、ひとりで生きていくために料理の腕を磨きたいことなどを明るく話してくれるようになりました。まだまだ、思春期!やりたいことに正直に、ここは深く考えずにどんどん前に進んで欲しいと思います。でも、やり始めたたことには、もちろん責任持って深く追求していって欲しいですが、、、。
SINRAPA!! NEWS | 2012/02/29(水)
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