バーンロムサイ・ハートフル展
ホームページの「お知らせ」や、フェイスブックのバーンロムサイのページでお伝えしたように、3月15日からひと月に渡り、東京田町にある三菱自動車本社・ショールームのギャラリーで写真展が行われました。
バーンロムサイの企画展はプロダクツの展示販売会がメインとなることが多く、年末に開催する「アンダーザツリー展」を別として、バーンロムサイの活動そのものをお伝えする機会があまり有りません。1月のバンコクのヘアサロン「RIkyu by boy Tokyo」での展示会や、今回の「バーンロムサイ・ハートフル展」のように、活動をご紹介する機会を本当にありがたく思います。
バーンロムサイの紹介パネルと、
浦和レッズ・ハートフルクラブの紹介パネル。ハートフルクラブの落合キャプテンをはじめ、メンバーの方々も来てくださいました。
この展示会は、浦和レッズ・ハートフルクラブの皆さんがチェンマイのホームを訪ね、子どもたちとのサッカーの交流会を行って下さったことがきっかけとなっています。2008年と昨年、2回行われたサッカー交流会では、バーンロムサイの子どもたちのみならず、村の子どもたちも参加、それによりHIV/AIDS感染者への偏見や差別、誤った理解などの垣根を超えることに繋がりました。「このことをぜひ多くの人たちに伝えたい!」という思いを抱いて下さったハートフルクラブのメディカルスタッフの方が三菱自動車の方にお話してくださり、今回の展示会開催となりました。ハートフルクラブとバーンロムサイの紹介の他、サッカー交流会の様子やHIV/AIDSの予防についてのパネル展示も行いました。
HIV/AIDS感染予防を呼びかけるパネル。HIV/AIDSの予防啓発を支援する団体の協力も得て、予防に関するパンフも配布しました。
ギャラリーの一角ではプロダクツの紹介と販売もさせていただきました。
バーンロムサイでは、30名の子どもたちのみならず、同じ村に住む恵まれない環境にある子どもたちの支援も行っています。地場産業の無いタイ北部で貧困の中暮らしている子どもたち、そしてミャンマーから迫害を逃れて難民となり、不安定な生活を送る少数民族の家庭の子どもたち…。もちろん、大きな支援は出来ませんが、一部の子どもたちの学費を負担したり、ホームの子どもたちと一緒に遊び、食事をするひとときはどの子どもにとっても和み、励ましあう機会となっています。そしてバーンロムサイは、有機農業プロジェクトなど、ホームの子どもと村の子どもたちが一緒に自立していくためのプロジェクトも行っています。
そのようなことを多くの方々に知っていただくための、貴重な機会を与えて下さった浦和レッズ・ハートフルクラブと三菱自動車の皆様に感謝しています。
サッカー交流会のパネルと、下はパネルに使用した写真のほんの一部です。
これからもバーンロムサイは、多くの方々と繋がりながら子どもたちへの支援を行い、関わる人たちみんなが良い気持ちになれるよう、活動を続けて行きたいと思っています。
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3月23日(金)より、横浜市の青葉区寺家町のギャラリーアースビジョンにて「バーンロムサイ展」が開催されます。
チェンマイのホーム内の工房で製作したオリジナルプロダクツの展示販売をいたします。山岳民族カレン族の伝統的な織物・腰織布で作ったインテリア商品やバッグ、ポーチ、古い衣装の布をリメイクした古布ポーチ、財布や工房内で織っているさき織り布のバッグなどの他、コットンのダブルガーゼやリネン素材を使った心地よい素材で作った衣類など、春夏商品の新しいアイテムを取り揃えてご来場をお待ちしています!会期中、カフェスペースでは「バーンロムサイカフェ」も!タイカレーやタイのお菓子をご用意、カフェタイムをお楽しみいただけます!
■横浜 ギャラリーアースビジョン「バーンロムサイ展」
期間:2012年3月23日(金)~4月15日(日)*会期中火曜日休み
時間:11:00~17:00
場所:ギャラリーアースビジョン
〒227-0031 神奈川県横浜市青葉区寺家町504
Tel: 045-960-3966
Website:
http://www.earthvision.jp/
佐藤くみ | 2012/03/19(月)
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