アームとクン
昨日、バーンロムサイに新しい男の子が2人やって来ました。
アーム(5歳)とクン(2歳)。
ヴィエンピン国立孤児院の職員に連れられてホームに来た二人は、緊張した面持ちです。特に1年間ヴィエンピンで過ごしたアームは、これから幼稚園の年長に入る年頃なので色々な状況が理解でき、また違う場所で知らない人達と暮らさなくてはならない不安が隠しきれません。国立孤児院で仲が良かった保母さんと電話で話している時は、「帰りたい・・」とシクシク泣いていました。それを見ていた美和さんは、かつて国立孤児院からバーンロムサイに着いたテンモーやヌンが「帰る!帰る!」と泣き喚いていたことを思い出すと言っていました。
クンは2歳になったばかり。ホームでの初めての食事の時には、もう笑顔がチラッと見えていましたが、アームはまだ固い表情が続きます。
国立孤児院の保母さんと電話で話をした後、まだ涙目のアーム
2歳になったばかりのクン
食事の時には少し笑顔が
新しい兄弟がやって来て、「僕のおもちゃ!」と必死にかかえるゲン
食事の時間。保母さん大忙しです!
そして今日、アームは保父のコムさんと一緒に居ると落ち着くようで、一日中くっついて歩いていました。夕方のサッカーの練習に「アームを連れて行く」とビーお兄さんが張り切っていて、一緒にサッカーから帰って来た後は、もう男の子達の中に混ざって夕食の席についていました。ビーと相性が良いのかなついていて、ビーも「このお兄さんの名前は・・」と優しく教えてあげています。
笑顔が多くなったアーム
もうすっかりお兄さんたちにうちとけているアーム
彼らの詳細は、また後日お伝えしますが、とにかくアームとクンにとってバーンロムサイが心休まる楽しい家となりますように。
『心優しき男』
夕方、タンがホームの近くに落ちて動けなくなった鳥の赤ちゃんを見つけて来ました。赤ちゃんのわりに結構大きな子です。
すっかり元気のない鳥に、どうしてあげたら良いか思案するタン
他の子の助言で、以前鳥の巣箱を美術教室で作ったことを思い出し、ダッと走って取って来ました。そして部屋を作ってあげて準備完了。
サッカーから戻るとすぐに鳥のところへ。一緒に見に行くと、鳥の巣箱の中に白いご飯粒とお水が入っていました。
ネコに食べられないようにと、今日は自分の部屋の中に入れておくそうです。
早く元気になって飛んでゆけますように。
心優しき、タンの話しでした。
『イベントのお知らせ』
★今日、3月23日(金)より、横浜市の青葉区寺家町のギャラリーアースビジョンにて「バーンロムサイ展」が開催されます。
チェンマイのホーム内の工房で製作したオリジナルプロダクツの展示販売をいたします。山岳民族カレン族の伝統的な織物・腰織布で作ったインテリア商品やバッグ、ポーチ、古い衣装の布をリメイクした古布ポーチ、財布や工房内で織っているさき織り布のバッグなどの他、コットンのダブルガーゼやリネン素材を使った心地よい素材で作った衣類など、春夏商品の新しいアイテムを取り揃えてご来場をお待ちしています!
*会期中、カフェスペースでは「バーンロムサイカフェ」も!タイカレーやタイのお菓子をご用意、カフェタイムをお楽しみいただけます!
■横浜 ギャラリーアースビジョン「バーンロムサイ展」
期間:2012年3月23日(金)~4月15日(日)*会期中火曜日休み
時間:11:00~17:00
場所:ギャラリーアースビジョン
〒227-0031 神奈川県横浜市青葉区寺家町504
Tel: 045-960-3966
Website:
http://www.earthvision.jp/★3月30日(金)より、大阪・池田市のカフェギャラリー”プテア”にてバーンロムサイ展が開催されます。ガーゼやリネンの生地を使った心地よい春夏向けの新作衣類や、人気商品・山岳民族の衣装の古布をリメイクしたおさいふやポーチ、風合い豊かな腰織り布のマットやバッグ、そしてバーンロムサイの工房で織り上げたさき織りのバッグなど…古い長屋のおしゃれなカフェにて、展示販売が行われます。大阪では久しぶりに開催されるバーンロムサイ展、お近くにお住まいの皆さま、ぜひお誘いあわせの上ご来場ください。
大阪 Cafe gallery Phteah(プテア)「バーンロムサイ展」
期間:2012年3月30日(金)~4月15日(日)*月・火・水休み
時間:12:00~20:00
〒563-0055 大阪府池田市菅原町10-8
Tel :072-737-5326
Website:
http://www.phteah.net/
麻生 賀津子 | 2012/03/23(金)
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