シーさんとエッさん
縫製場のリーダーで主に生産管理をしてくれているシーさんが9月初めに事故に遭いました。
その日、普通に仕事をしていたシーさんは午前10時の小休憩のときに、バイクで近所へ用事のため出掛けた際に、飛び出してきた犬を避けようとして転んでしまったそうです。
左上半身の何箇所かを骨折というかなりの重傷です。
日曜日だったので私はお休みで知らせは受けたものの詳細はわからず月曜日にみんなに様子を確認。
とにかくひどい怪我だということで翌日お見舞いに行ったのですが、それはもう可哀そうな状況でした。
外傷はほとんどないものの、骨折がひどいため、全く身動きがとれず、もちろん歩くこともできません。
頭も強く打ったみたいですが、きちんとヘルメットを装着していたため大丈夫でした。
へルメットをしていなければ死んでいたと思うとは本人談。
そんなに痛々しい姿なのにお見舞いに行った私たちに向かって、「仕事のことが心配。忙しいときにこんなことになってしまって…」と何度も繰り返していました。
とにかく、仕事のことは全く問題ないから早く良くなるようにしっかり休んでね、と言うのが精一杯なほどの可哀そうな姿で、私は他に何と言って励ましていのか言葉が見つかりませんでした。
そして現在の縫製場は、シーさんの代わりはQC担当のエッさんが頑張って務めてくれています。
普段はシーさんがいる席に座って悪戦苦闘するエッさん
うちの縫製場のスタッフは本当にみんないい人たちだと実感しています。
今回の事故の後、シーさんの仕事はある程度は自分がやるべきだと思っていたのですが、エッさんが率先して、私がやらなくては、と思ってくれていたり、他のスタッフもみんないない分を一生懸命カバーしようと働いてくれています。
シーさんにも「みんなで助け合えば大丈夫だから」と言っていたとおりに行動してくれていて、私はこの職場で随分と助けられていると実感している日々です。
そして事故から10日ほどで、シーさんはまだ歩けないにもかかわらず病院を退院させられて、今は自宅療養中です。
とにかく入院患者のためのベッドが足りないらしく、まだ普通なら入院していた方が良いと思われるシーさんもさっさと退院させられたのでした。
今は助けを借りれば椅子に座ることはできる状態です。
早く良くなって元気に縫製場に戻ってきてほしいと願う毎日です。
水色のTシャツを着ているのがシーさん(半年ほど前の写真)
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北海道/札幌 cholonにて「ban rom saiの手仕事」展が開催されます。
9月21日(金)より30日(日)まで、札幌にある「cholon (チョロン)」にて展示販売会が開催されます。今回は「ban rom saiの手仕事」展として、長財布やポーチなど山岳民族の古布アイテムを中心に、バーンロムサイの小物雑貨をご紹介いただきます。
cholonさんは、オリジナルを中心とした洋服とセレクトした雑貨を扱っている素敵なお店。東京の蔵前(以前は代官山に有りました)にもショップが有り、こちらでも引き続き10月5日(金)より14日(日)まで「ban rom saiの手仕事」展が行われます。
札幌店は大通公園の一番西端のすぐ近くに有り、店の前の道路には路面電車がのんびりと走っているそうです。お近くの方、またこの時期札幌に行かれる方、ぜひお立ち寄りください!
■北海道/札幌 cholon(チョロン) 「ban rom sai の手仕事」展
期間: 2012年9月21日(金)~9月30日(日)
時間: 11:00〜19:00 *火曜日定休
場所: 〒060-0061 札幌市中央区南1条西12丁目ASビル1階
TEL. 011-210-0787
http://www.cholonweb.com/
上田 真理子 | 2012/09/21(金)
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