ナットとの昼食
先週、10月からタイ語の勉強のために入学するチェンマイ大学へ、書類の手続きに行ってきました。
ちょうどお昼時だったので、ナットに電話をして一緒に昼食をとることに。
ナットは、今年4月に猛勉強の末、チェンマイ大学に入学。現在は、友人と3人で学校内の寮で暮らし、大学1年生として行事や勉強で忙しい毎日を送っています。
私のタイ語は拙いので、日本語で電話してみると、、、
私「ナット、お昼一緒に食べよう!」
ナット「ダイ、カッ(大丈夫です)←タイ語で返事」
私「今どこにいるの?」
ナット「情報学部の校舎にいます←日本語で返事」
驚いたことに、私の理解出来そうな部分は、タイ語で、
難しい部分は、しっかりと日本語で返事をしてくれるのです。
待ち合わせをして、大学のとなりにある「プーケット」というレストランへ。
絶品のクイッティオ(タイ風ラーメン)を一緒に食べながら、
大学生活のことを聞いてみました。
私「大学楽しい?」
ナット「楽しいです。でも、宿題が大変です。昨日も寝たのは、朝の5時、起きたの、8時です」
丁寧に、ですます調で返事をしてくれます。
私「今は何の勉強してるの?」
ナット「ホームページのデザインとプログラミングです、photoshopとdreamweaverを使ってます」
私も、WEB関連の仕事をしているので、専門的な話で盛り上がりました。
私「これからの目標は?」
ナット「夏休みになったら、NGOのボランティアをしたいです。
それと、3年生になったら日本へ留学したいです」
ときどき照れながら、しっかりと自分のことを話してくれました。
夢を心に抱いた、良い目をしていました。
食事を終えて、ナット先輩に大学の中を少し案内してもらいました。
ナット「ここが、美術学部、ここがビジネス棟、、、」
私「ナットは、今彼女はいるの?」
ナット「まだ早いです、勉強がんばります」
チェンマイ大学にて
ナットは、バーンロムサイで最年長の男の子、先日20歳になり、ますます頼もしくなりました。
おそらく、HIVに母子感染し、猛勉強の結果、国立大学に入学した事例は、ほとんどないのではないでしょうか。
大学に入学してからも、気を抜かず、しっかりと将来の目標をもってがんばっている姿勢に、感激しました。
これから1年間、同じキャンパスに通うことになるので、ナット先輩にいろいろと教わりながら、
タイ語、日本語で話しつつ、いつか一緒にホームページをつくる仕事をしてみたいです。
ナットと一緒に大学で食事をする。8年前にはじめてナットに会ったときは夢にも思いませんでしたが、
多くの方々に支えられ、成長しているナットと、これからも将来の夢をともに語りたいと思います。
ちびっこ達もすくすく大きくなってます!
谷岡功一 | 2012/09/27(木)
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