いのちと向き合う事

今年の3月の初めにバーンロムサイに来て、最初に住んだのがオフィスの2階の部屋。
私はそこに4ヶ月半程住んでいました。
その場所には私が来るずっと前から先に住み着いている住人がいました。
その名もしっぽ丸。

くるっと巻いたしっぽがトレードマークで、名前を呼ぶとそのくるっと巻いたしっぽで返事をする、愛嬌たっぷりのしっぽ丸とはすぐに仲良しになりました。

部屋のドアを開けるとスタタタタッーーーと足音を響かせて滑り込みを試みる姿が可愛くて、よくドアを開けるふりをしたりなんかして毎朝、毎晩遊んでいました。

最初は部屋には入れていませんでしたが、あまりの熱意に負けて朝晩は部屋に入れて私が作業をしていると箱の上やベットの上で毛繕い。
だっこされるのが苦手で、だっこすると固まってしまうちょっと変わった性格

時々ふざけて意地悪をするとオナラ攻撃で交わすという技も持ち合わせていました。

こちらに来てまだ慣れない生活にほっとできる瞬間をくれたのも彼でした。

その後私は家を移り、新しくしっぽ丸の相棒となった裕美さんは当初は動物が苦手だったのだとか。
でもそんな裕美さんをも虜にしてしまったしっぽ丸、本当に可愛い存在でした。

そんなしっぽ丸が、昨晩亡くなりました。




一昨日に不調を訴えすぐに病院へ連れて行きましたが、一度は持ち直した体調も結局は戻らず、昨晩病院のベットで亡くなってしまいました。
原因は頭を強く打った事にあるとの事。
目立った外傷がないためいつ何処でそんな事になったのか誰にも分からなかったのです。

つい先日まで元気な姿を見ていただけに、あまりにあっけなく逝ってしまった事がどうしても受け入れられず、今日の夕方にホームに戻ってきた姿を見るまではどうしても信じられませんでした。

ここ数ヶ月ホームから消えてしまった光が多すぎて、”生きること”の有り難さと”生き続けること”の難しさを深く考えさせられています。


ここタイでは深く信じられている”輪廻転生”
徳を積めばその分だけ来生で幸せになれる

私たちはしっぽ丸から沢山の幸せをもらいました。
だからきっと次に生まれ変わってくる時はもっと幸せな人生が待っていると信じています。

今はその時を待って静かに眠ってね。

もう階段の踊り場で帰りを待ってくれないと思うと寂しいですが、彼の笑顔と存在は永遠に不滅です。

本当にありがとう。

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バーンロムサイ　「アンダー・ザ・ツリー展」（東京・六本木）開催のお知らせ
年末恒例の「アンダー・ザ・ツリー展」、今年は12月14日（金）〜26日（火）まで、東京・六本木のAXISビル3階「サボア・ヴィーブル」にて開催いたします。皆様、お誘い合わせのうえぜひ足をお運びください！

今回はバーンロムサイの定番アイテムの他、端切れの再利用で織り上げた色鮮やかなさき織りバッグや、古布をアップリケしたユニークなポーチや個性豊かな一点もののアクセサリーなどをご用意し、皆様をお待ちしております。
バーンロムサイの手仕事の数々、お手に取ってご覧ください！

※初日の14日（金）の17:00より、オープニングレセプションを行います。
名取美和、美穂も会場にて皆様のご来場をお待ちしています！

■東京・六本木　サボア・ヴィーブル　「アンダー・ザ・ツリー展」

期間：2012年12月14日（金）～26日（水）
時間：11:00 ～ 19:00　※会期中無休
場所：〒106-0032 東京都港区六本木5-17-1 AXISビル３F
サボア・ヴィーブル
tel.　03-3587-0318
Website www.savoir-vivre.co.jp

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神奈川・箱根　「やまぼうし」で行われているネフェル・ギャラリーの「スザニ展」 に出展しています。

12月2日（日）より8日（土）まで、箱根にあるギャラリー「やまぼうし」で開催中のネフェル・ギャラリーの「スザニ展」に、バーンロムサイも出展しています。

「スザニ」とは現在のウズベキスタンを中心に18世紀頃より伝わる、美しい刺繍の布のこと。母から娘へとその技術は受け継がれて行きます。チェンマイで手に入るその古布を使ったベッドカバーやクッション、バッグなどを出展、販売いたします。

「箱根やまぼうし」は、芦ノ湖から徒歩5分の場所にある、古木の暖かみが心地よい素敵なギャラリーです。ティールームでお茶をしがてら、スザニを使った作品の数々、ぜひ見にいらして下さい。


期間：　2012年12月2日（日）〜 8日（土）
時間：　11:00　〜　17:00　※8日は16:30まで
場所：　〒250-0521 神奈川県足柄下郡箱根町箱根141
tel. 0460-83-1288
Website www.mies-living.jp