hoshihana 初!chiarity live
ちょうど東京で雪が降り積もった日、久々のチェンマイに到着。案外朝晩は冷えるので、ダウンジャケットを着込んでいる人もちらほら。今回は2週間…長いようで毎度時間が足りないチェンマイ滞在。打ち合わせの合間、数日前から事務所も縫製場もスタッフが何となくソワソワしてると思ったら、「サングリアのオレンジってどう切るんだっけ?」「ピクルスは楊枝でいいかな…」と。事務所にかかっている大きなhoshihanaカレンダーを見ると「1/17ジャズライブ」と書いてある。
hoshihanaの気持ちよさやホームの取り組みをもっと多くの方に知ってもらいたい、地域の方々ともっとコミュニケーションを取ろう、とボランティアOB夫妻が企画してくださり、日本から親友のジャズシンガーが来タイ、子ども達とホームのために歌ってくださるという。お祭り好きの現地スタッフ、がぜん盛り上がる。仕事の合間にPAや照明の手配、早朝からサングリアを仕込み、ナッツ等のツマミもget。学校から帰宅した子ども達もペットボトルで作ったランタンをプール周りの木々に取り付けお手伝い。
来てくださる方、喜んでくれるかな…と、スタッフ全員がドキドキする中、とっぷりと日が暮れてきた頃ゲスト達が次々と到着。チェンマイ在住の外国人、日本人、近隣のタイ人…そのご友人など全員welcomeな夜。
竜眼の果実園だった敷地に、最初はポツンとプールしかなかった。10年ほど前、まだHIVに大しての偏見や差別が激しかったころ、村の学校に通い始めた子ども達は他の子ども達の親御さんの反対により、学校に通えなくなり、同じ時期に通い始めたプールからも「もう来ないように」と追い出され、それを聞いた支援者の方のご寄付によって、作ったプール。映画の舞台にもなってくれたプール。Hoshihana villageはここからすべてが始まった…
そんなプールが夜空の星と三日月とともに美しく会場を照らし出してくれている中、ジャズシンガー杉山未紗さんの歌声が美しく響き、振動がなんだかみぞおちあたりに響いて涙腺が緩む…、、、。澄んだ空と木々、土に吸い込まれるような…植物までもが心地よく共鳴してるような…そんな気がした“青空音楽会”。余韻が残る中夜空に上がってゆくコムロイ。幻想的でとても綺麗な夜のひと時でした。
初めてのチャリティーライブ。企画を可能にしてくださった多くのボランティアの方々、大奮闘したチェンマイスタッフたち、杉山未紗さん、来てくださったゲストの方々、本当にありがとうございました!
名取 美穂 | 2013/01/17(木)
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