新しい価値観
東京からチェンマイへ移住して、7ヶ月。あっという間に時間は積み重なりましたが、充実した毎日を過ごしています。東京での生活から大きく変わった点、日々感じることがあります。
「空が広い」ということ。
「朝が清々しい」と感じること。
「山の上の雲を見て」天気を予測すること。
「夕日が赤い」ということ。
「風の音」が聞こえること。
「ビールがおいしい!」ということ。
「オリオン座がはっきりと」見えること。
「満月の夜は明るい」ということ。
「今日も良い一日だった」と言うことが増えたこと。
これらのことは東京での生活では、ほとんど感じませんでした。物質的な豊かさより、人生において何が大切なことなのか、考えるより、日々の時間で感じることが多くなりました。
草木染の原料に映る草木
hoshihana villageに宿泊する友人の多くは、プールサイドでゆったりとした時間を過ごしたあと、人生のことを語りだします。「将来何をしたいか」とか「これだけは大切にしたい」とか、にこにこ微笑みながら、すっきりとした表情で言葉にしていきます。そういった友人との一つ一つの会話も、hoshihanaでの楽しみのひとつです。
先日、新しいバーンロムサイの紹介用映像制作のため、美穂さんにインタビューをさせていただき、これからのバーンロムサイについて、お話を伺いました。
「HIVに母子感染した子どもたちのために活動してきたバーンロムサイ。子どもたちの将来のためにはじめたプロジェクトが、地域振興につながったり、山岳民族の方への支援につながったり、雇用創出の場所になったりと、支援の循環が起きていると思います。これからは、誰かのためにはじめたことが、また誰かのためにつながるような支援の循環という新しい価値観を、広く社会に提案していきたいと考えています」
ただ誰かのために、何かのためにだけではなく、その先のつながりを感じて気持ち良く行動する。そして、それらのことを多くの方々に知っていただくことは、意義深く、やりがいのあることだと感じています。
気持ちよくお昼寝中
谷岡功一 | 2013/02/27(水)
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