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夏休みの過ごし方

夏休みに入った子どもたち。男の子はロムサイFCのサッカーがあるので、練習だの試合だのと日々汗をながし、楽しんでいるのですが、女の子は食事を作る手伝いをしたり、小さい子どもたちの面倒をみたり、部屋で音楽を聴きながらゴロゴロしていたりと、みなそれぞれです。あまりにダラダラしているので、時々保母さんの怒りが爆発している声も聞こえます。 特にゴイは一番年上。そして何気に反抗期。保母さんは殆ど何もしないゴイに「お手上げ状態」と愚痴をこぼすことも多い昨今。
夏休み中、街に出て遊ぶ友だちも多い中、なかなかホームの外に出る機会がないのもが彼女たちにとってつまらないのはあたりまえ・・・。部活に遊びにと飛び回っていた自分の高校時代を振り返ると可愛そうなのです。

なので、お小遣いをためて夏休みは自分たちで乗合バスを使って街に出て遊んできたら?と何度も言っているのですが、なかなか行かない理由がなんなのか・・?! さらに甘い私は、「映画代出してあげるから出かけて来たら?」とまで言ったのに、行かない・・・。自主性がないのか、保母たちの手伝いをしなさすぎるので、OKが出ないのか・・・。
どうも後者のようです。

そんなこんなで夏休みがただダラダラと過ぎてゆくのがもったいなく、ホームの食堂にあるオーブンも眠っているのはもったいなく、現在市内の専門高校の家政科に通い、将来ベーカリーを開きたいと思っている(はず)ゴイに「お菓子を作ってみて」と頼みました。
彼女は中学卒業後、何をしたいのか自分でもはっきりしなかったので高校進学の前にいくつかの短期コースをとって色々と習った結果、お菓子やパンを作りたいと思い今の高校に進学した経緯があります。時々本をみて、自分のノートに作りたいお菓子のレシピを書き留めていたので、まずはブラウニーを先々週作りました。ちょっと甘かったけれど、甘いのがひたすら好きなタイ人には大好評!誉められるとノリが良くなるタイプのゴイは、次ぎは何を作ろうかと早速考えていました。

お砂糖の種類など、かなり細かくメモしてあるゴイのノート

そして昨日の日曜日、ドーナッツにチャレンジです。もちろん妹たちも積極的に手伝います。強制的に言われてやるのとは大違い。さらに結果が「お菓子=食べることが出来る」と分かりやすく出るので、子どもたちも必死だし、何よりも楽しそう。ゴイの指示に従ってみな結構テキパキと動きます。最初、外側はコンガリ美味しそうでも中が生っぽくて、「う~ん・・」という感じだったのですが、いろいろな助言を得て、最後には中も火が通ってまあまあおいしいドーナッツとなりました。でもさらなる研究の余地ありです。

手を洗ったか?!

着々と

揚げる時の温度と時間がポイント?!

男子(オン)も手伝う

完成!味はまあまあ。でももう一息!

さらに今日は残った材料だけで再度ブラウニー作りを。

クリームを、チョコレートを混ぜるのは妹たちの役目(ジンダーとダーオ)

味見 

また味見 

いよいよ仕上げ

包丁を入れるのはゴイ

ウェウ先生やタイ人スタッフ、保母さんたちに「おいし~い!」と褒められてすっかり上機嫌のゴイ。自信がついたのかちょっと顔つきも違います。実際前回よりも美味しくなっているので、進歩があったことが何よりも嬉しかったようです。

前よりも少し甘さ控えめのブラウニー完成

小さい頃からホームと学校の往復の日々、外出もなかなか出来ない生活が長く続いた子どもたちが少しでも社会性をもってホームを巣立って欲しいと、今切実に感じています。ゴイやメイレックなどには、時々外出して外の世界をもっと知って欲しいと思っているのはタイ人スタッフのウェウ先生も同じ。話しあった結果、ホームの食事のおやつ作り(ケーキだけでなく、タイの伝統的なお菓子も)を彼女たちの家での仕事とし、それをきちんとやった上で市内に遊びに行くということなら、タイ人の保父、保母も納得、ということになりました。

これからの食後には、ゴイやメイレックや女の子たちが作る美味しいデザートを食べることが出来る・・はず。楽しみです。





『信じられない!』

昨日は子どもたちの多くが通う市内の学校の卒業式でした。そこで中学3年を卒業したのはスーワイ、プロイ、ガノックの3名。そして小学校6年生を卒業したのが、ベンとペン!!!
つまり5月からベンとペンはあたりまえですが、中学1年生ということの現実にビックリです。まだまだ子どもだ子どもだと思っていたこの二人が中学生~!!!!  
嬉しい意味での「信じられない!」でした。   歳をとるはずです。

ベン

ペン


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★お知らせ その①

鹿児島/鹿児島市  White Galleryにて「チェンマイからの布便り?バーンロムサイ展」を開催いたします。
3月16日(土)より28日(木)まで、鹿児島県鹿児島市にある「White Gallery」にてバーンロムサイ展を開催いたします。
毎年企画展を行ってくださるWhite Gallery、今年はやさしいガーゼやちぢみガーゼを使ったトップスなどの衣類、定番のさき織りや古布バッグ、可愛らしい古布アップリケをあしらった雑貨アイテムの展示販売をいたします。

眺めの良い場所にあるスタイリッシュなWhite Gallery。オープンスペースのカフェも有ります。美味しく身体にやさしい日替わりランチセットは1日限定20食、自家製のケーキやアイスクリームも…。お食事やお茶も兼ねて、ぜひWhite Galleryへ足をお運びください。

■鹿児島 White Gallery 「チェンマイからの布便り~バーンロムサイ展」
期間:3月16日(土)~3月28日(木)
時間:11:00 - 18:00(ランチタイム11:30 - 14:00)
定休日:月曜
場所:〒892-0852 鹿児島市下竜尾町25-7
TEL:099-248-3904
Website: http://www.white-gallery.com/


★お知らせ その②

東京/代官山 boy Atticでの「バーンロムサイ ハンドメイド・ファッションショー写真展」+展示販売会のお知らせ


3月13日(水)から3月27日(水)まで、東京・代官山にあるヘアサロン「boy Attic(ボーイ・アティック)」にて、昨年秋にチェンマイのホームで開催された「子どもたちのハンドメイド・ファッションショーの写真展」と、チェンマイの工房で作られたヘアアクセサリーやアクセサリー、タイパンツなど衣類の定番アイテムの展示販売を行っています。

「ハンドメイド・ファッションショー」は、バンコクにある「boy/Rikyu」の方達の協力のもと行われたワークショップ。子どもたちが身を整え、装飾する仕事と接し、またチームワークでひとつの目標を達成することを学ぶ大変貴重な機会となりました。

http://www.banromsai.jp/photo_diary/?page_id=10195

皆様ぜひお誘い合わせの上、お越しください。

麻生 賀津子 | 2013/03/25(月)

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