ラダーさんとダーオちゃん
先日の日記でダーオちゃんが辞めることになって寂しい縫製場だとお伝えしました。
しかし、ダーオちゃんはあと1か月いてくれることになり、そしてどうなるかわからなかったムーさんも戻ってきて、ちょっと活気を取り戻した裁断室です。
ダーオちゃんが最終日だという3月31日、出勤してみるとラダーさんがいない・・・
と思っていたらラダーさんから電話があり、ものすごく具合の悪そうな声。
前日の夕方にご飯を食べていてその後立ち上がれないほどの腰痛に見舞われたとのこと。
その時いた人たちに病院へ連れていってもらったところ、炎症を起こしてしまっていると。
少し休めば良くなって働けるとは思うけど、腰痛なのでしばらく重たい布も持てないと思うし、(ムーさんもダーオちゃんもいなくて)自分一人ではかなり辛い、迷惑かけるのも嫌なので何とかダーオちゃんをあと半月でもいいから引き止めて、と懇願されました。
本当にいつ復帰できるかわからないというような声で言われたら、さすがに裁断が誰もいないのは困ると思ってすぐにダーオちゃんと交渉開始。
ラダーさんの話は私よりも先に伝わっていると思ったので、ダメ元でお願いしてみました。
ダーオちゃんは既に翌日には引っ越せるようにパッキングをすべて済ませてしまったとのこと。さらには翌日には両親が山から迎えに来るという話になっていました。
そうだよね、やっぱり駄目だよね・・・と思いつつも、そこを何とかならないかな?ラダーさんがちょっと元気になるまででいいのだけど、と交渉し、とりあえず今日仕事しながら考えてみてね、とお願いしました。
午後になってからダーオちゃんの意思を確認。
私も強制はできないとわかっていたし、あくまでもダーオちゃんの気持ちを尊重しようと思って再び聞いてみると、「大丈夫、1か月残るから」と言ってくれました。
ラダーさんがずっと育ててくれたダーオちゃん。本当に残ってくれてありがとう。
ラダーさんは丸2日休んで復帰してくれました。
まだ完治はしていませんが、なんとか仕事をできる状態にはなっています。
ずっと立ちっぱなしの裁断の仕事は腰への負担は本当に大変なものだと思います。
痛めてもなお頑張ってくれるラダーさんは本当に心強いです。
ダーオちゃんがいなくなることは本当に寂しくて縫製場にとって辛いことと思っていたのですが、何年もかけて裁断を教えてきたラダーさんは誰よりももっと辛くて寂しい思いをしているのだと改めて思いました。
そしてダーオちゃんのように情けをかけてくれるタイの人たちの温かさを感じている日々。
自分がいかにみんなに助けられて仕事をしているのかを実感する今日この頃です。
昨年の4月終わり頃の写真
既にとっても懐かしい・・・
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東京/立川市 立川高島屋にて「バーンロムサイ展」を開催いたします。
4月10日(水)より4月16日(火)まで、東京・立川市の「高島屋 立川店」1階のイベントスペースにて「バーンロムサイ展」を開催いたします。高島屋立川店での初の展示会では、写真パネルによるバーンロムサイの活動紹介と併せて、チェンマイの工房で作られたプロダクツの販売をいたします。
ストーリーの有る古布アイテム、リネンやガーゼなどシーズンものの衣類やアクセサリー、またちぢみガーゼや腰織りマットなどのホームウェアなど、、豊富に商品を取り揃え、皆様のお越しをお待ちしております。
立川高島屋は、JR立川駅北口より徒歩3分、近くには日本を代表する国営公園、「昭和記念公園」も有ります。広大な敷地に咲く春の草木や新緑を楽しみながら、お弁当を食べるのも、今の季節にぴったり!高島屋にお立ち寄りがてら散策されてみてはいかがでしょうか?
■高島屋立川店 「バーンロムサイ展」
期間:4月10日(水)~4月16日(火)
時間:10:00 〜 19:00
定休日:なし
場所:〒190-8507 東京都立川市曙町2丁目39番3号
高島屋立川店(1Fイベントスペース)
TEL:(042) 525-2111
ホームページURL:
http://www.takashimaya.co.jp/tachikawa/
上田 真理子 | 2013/04/05(金)
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