「Learning by doing!」
チェンマイでは良いことも、悪いことも予見出来ないことが多く、
嬉しい誤算も少なくありません。
今回チェンマイで行った初セールは予測を大きく上回る方がバーンロムサイを訪れてくださいました。
また、はじめての8日間続けてのランチ営業も大盛況。
特に評判が良かったのが、タイヤイ※出身のスタッフがつくったタイヤイ麺のランチセットでした。
このタイヤイ麺は、トマトベースのスープに、もちもちの米粉麺をつかった、タイヤイの人たちにとっては、いわば、ナショナルフードで、日本人にとっての、おそばや、うどんの位置づけだと思います。
タイヤイ麺ランチセット
連日驚くほどたくさんつくったたタイヤイ麺、
「おいしい!今までチェンマイで食べた料理で一番おいしい!」とか、
「夜はこのタイヤイ麺食べられないのですか?」
「友達に食べてもらいたくてまた来ちゃいました!」
「やば!おいしすぎる!」とか、
老若男女問わず、評判がよかったのですが、
一番驚いて、そして、喜んでいたのが、そのタイヤイ麺を調理している、タイヤイ出身のスタッフ達でした。
1日目は、「こんなに用意して本当に余らないの?」という表情が、2日目、3日目は、ストックが切れないように、てんやわんやで調理し、4日目、5日目、お客様の「おいしい!」の一言に、今まで見せたことの無い表情で喜び、8日目、最終日、彼女達の表情は、自信に満ちあふれていました。
スタッフの「ソム」と「オイル」
「やってみないとわからない!」「Learning by doing!」
とポジティブにはじめたこのセールを通して、一回り成長したプロイとスーワイ、
自分たちの料理に誇りを持ち、自信をつけたhoshihanaスタッフ、
プロダクツチームとゲストハウスチームはさらに一致団結しました。
セール中のショップ
プールサイドのランチは格別です!
今回のセール期間の教訓を活かし、現在本格的にランチ営業ができるよう準備しています。
商品を通して、また、食事を通して、バーンロムサイの子ども達のこと、少数民族のことを
少しでも身近に感じていただければ幸いです。
※タイヤイ族とは?
タイヤイ族(シャン族)とはインドシナ半島に広がっているタイ系諸族の一つで、タイ国のタイ人を構成する小タイ族(シャム人)などと同系の民族です。シャン(Shan)、タイ・ヤイ(Thai-yai)、パイ・イ(Pai-y)ともいわれ、中国人はこれを擺夷・白夷とも呼んでいます。一般にはミャンマーのシャン州の平地に住んでいるシャン人をさしており、タイ王国内におけるはシャン族のことを主にタイ・ヤイ (大タイ族) と呼ぶそうです。タイ国内では、まだまだ差別や偏見があり、就学や、就職の機会も少なく、多くのひとは貧困の問題を抱えています。
谷岡功一 | 2013/06/01(土)
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