いつも元気なダムコーチ!
「サワディーカップ!」といつも元気に挨拶をする、公共プロジェクト担当スタッフのダムさん。
バーンロムサイの子ども達と、地域の村の子ども達の「ロムサイFC」の名サッカーコーチです。
今日の試合でも良い成績を収めたとのことで、ますますチームは強くなっているようです。
チームの練習では、誰よりもダムコーチが声を大きく出し、休憩中はいつもニコニコ、心底、サッカーと、子ども達が好きなことが伝わってきます。
年に1回指導に来てくださる、浦和レッズハートフルクラブのコーチも
「ダムさん、動きが切れているし、バランスも良い!」
とプレーを絶賛していました。
紹介用映像の撮影の際にダムさんのキャリアを聞いてみたところ、
6歳でサッカーをはじめ、12歳でチェンライの代表に、17歳のときは、北部での優勝経験もあり、
19歳のときナショナルチームの一員として日本の小野伸二選手とも試合をしたことがあるそうで、上手な理由も納得、驚きました。
練習中のダムコーチ
基本を大事にしています
ダムさんがバーンロムサイで働き出した理由は、
サッカーを教えてくれた大好きな伯父がAIDSで亡くなったことにあります。
当時はダムさん自身もHIV/AIDSに正しい知識がなく、バーンロムサイでサッカーを教える前は、子ども達は叔父と同じく寝たきりで、走ることもできないのではないかと思っていたようで、今現在、子ども達がこれだけ元気にサッカーを出来ることが、サッカーを楽しめることが、ダムコーチにとっては何よりも嬉しいことです。
最近は試合にも強いロムサイFCですが、ダムコーチが一番大切にしていることは、団結して助け合うこと。仲間が試合中に相手チームの選手に突き飛ばされたりしようものなら、みんなで仲間を守ろうとする、優勝して大きなトロフィーをもらうよりもずっと価値のあること、と力強く語っていました。
きっと、こういった指導の積み重ねが、バーンロムサイの子ども達、地域の子ども達に根付き、差別偏見の軽減につながっていると実感しています。
そして今日、ホームに新しい男の子がやってきました!(詳しくはまた後日の日記で)
2歳4ヶ月、ヌックニックは、お母さんがAIDSで亡くなり、孤児となりました。
最初はもちろん落ち着かない表情でしたが、ダムさんの手をとり、みんなが待つ部屋へ。
ダムさんも嬉しそうです。
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長崎/波佐見町 monne porteにて「バーンロムサイ展」が始まります!
9月1日(日)より9月10日(火)まで、長崎県波佐見町のmonne porte(モンネポルト)さんで、今年もバーンロムサイ展を開催していただきます。
ガーゼやコットン、リネンなどの素材を活かした着心地良いオリジナルウェアや、”気に入ったものを見つけた時がお買い時”、一点ものの古布アイテムやさき織り商品など多数ご用意しております。
陶磁器の波佐見焼で有名な長崎県波佐見町の旧やきもの工場をリノベーションしたオルタナティブスペース、モンネポルトさん。様々なアートエキシビジョンやライブもおこなわれるスペースともなっています。
敷地内には、モンネポルトさん以外にもカフェ&レストランや生活雑貨のお店、自家焙煎コーヒー豆屋やヨガスタジオ、暮らしの器のショップもあり、のんびり過ごせるすてきな場所です。どうぞ遊びに来てください!
■長崎/波佐見町 モンネポルト「バーンロムサイ展」
期間:9月1日(日)~9月10日(火)
時間:11:00~18:00
定休日:水曜日
場所:〒859-3711長崎県東彼杵郡波佐見町井石郷2187-4
TEL:0956-76-7163
ホームページURL(トップページ):
http://monne-porte.com/welcome.html
谷岡功一 | 2013/08/29(木)
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