鎌倉だより~さき織り~
10月なかばと思えないくらいの暑~い3連休から一夜明け、台風の近づく鎌倉は朝から雨模様です。急に冷え込んで暖かいものが恋しくなるこの季節、さき織り製品を手に取られる方が増えています。今日は鎌倉店から、さき織り製品をご紹介します。
まずは、さき織りといえばこれ!革持ち手のトートバッグです。シックなパープル系はブラックのコートやブーツに。温かみのあるイエロー系はブラウンやツイードのジャケットに合いそうです。
さき織りトート革持ち手 Mサイズ ¥12,600
さき織りトート革持ち手 Lサイズ ¥14,700
タッセル ¥1,890
バッグの中には是非こんな長財布を。裏地との絶妙な組み合わせも、さき織りの楽しみ。
さき織り長財布 ¥12,600
マチのないポーチは今シーズンの新作。タッセルのゴージャス感が加わって、ちょっとパーティ気分です。
さき織りポーチ マチなし タッセルつき ¥4,830
小さめサイズがかわいいトートバッグ。ダークな色の多くなる秋冬シーズンのアクセントに!
さき織りバッグ小型 ¥8,925
お馴染みのポーチも、秋らしいほっこり感のあるグラデーションで。
さき織りポーチ ¥5,040
ところで、さき織とは、綿が貴重品だった頃に生まれた生活の知恵なのです。江戸時代、東北地方では大麻の繊維で「いと」を作り、着物に仕立てていました。綿や絹は貴重なもので、端切れが手に入れば縫いの着物にし、擦り切れると継をあて、くたびれるまで着ていました。布としての役目が終わった後も裂いて紐にし、「いと」を縦糸に使い、裂いた紐を横糸に使い、裂織という伝統的な技が生まれたそうです。
バーンロムサイのさき織りは、工房でつくる洋服の残端を裂いたものをベースに、毛糸やラメ糸も使いさき織りならでは風合いに華やかなアクセントをつけています。江戸時代の東北地方の知恵が、現代のタイで「バーンロムサイらしさ」を織り込んでさき織り製品となっています。空間と時間が経糸と横糸のように交錯する、それがまた「バーンロムサイのさき織り」の魅力となっているのかもしれません。
バーンロムサイの工房では、こんなふうにさき織りが織られています。織り手は少数民族の女性。子ども頃から布を織ってきた彼女たちはさき織りもすぐに上手に織ってくれるそうです。
どうぞ鎌倉店でさき織りの魅力をお手に取ってごらんくださいね。
お待ちしております!!
宇治牧子 | 2013/10/15(火)
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