ももさんと手漉き紙工房へ
暑さが日増しに強くなるチェンマイ。
ももさんが約5年ぶりにバーンロムサイに戻って来ました。
ももさんは、イラストレーターでもあり、絵本作家でもあり、アーティストであり、10年前にバーンロムサイを訪れ、約4年間、子ども達とともに絵を描き、工作をし、表現する楽しさを子ども達に教えてくれました。
ホームに到着すると、まだ出会ったことのないセンダーオとボンが
「メーもも!メーももー!」
と駆け寄って来ました。これにはももさんも驚き、どうして名前を知っているのだろう?会ったことあったかしら?大きな子どもが教えたのかな?と不思議そうに、でも満面の笑みで子ども達を抱きしめました。
再会したミーウ、アーパイを見て
「みんな大きくなったねぇー、かわいくなったね!」と手作りのブレスレットをプレゼント。子ども達も再会を喜んでいました。
ももさん約5年ぶりの来園
到着して数日が経たない金曜日、ももさんがどうしても再訪したかった場所、
手漉き紙工房のある街「ラムパーン」へ。
バーンロムサイのあるチェンマイからおよそ120km、7世紀からモン族のハリプンチャイ王国の都市として栄えてきたこの街は、歴史的な建物も多く、陶磁器、手織りの綿生地、和紙などが特産品です。
手書きの地図をたよりに、同行したちひろさんが地元の方に道を尋ね、こんな竹やぶの中に工房があるのだろうかと不安になりつつ、時間通りに手漉き紙工房へ到着。
オーナーであり、手漉き紙職人であり、アーティストであるスパンさんが出迎えてくれました。
ももさんとスパンさん、約6年ぶりの再会です。
2人とも、あまり長い年月を感じなかったのか、早速工房の案内へ。
入り口には湿気対策の霧吹きがあり、ひんやりした何とも心地よい空間です。
竹林に囲まれた工房とオフィス
どことなくバーンロムサイの雰囲気に似ています
スパンさんとももさん
丁寧な手仕事
アーティストでもあるスパンさんの作品
紙の中に鎌?
輝いています
紙も呼吸をしているよう
この1枚を仕上げるため、多くの天然素材が使われており、
職人が1枚1枚丁寧に扱ってようやく完成された手漉き紙は
呼吸をしているようでした。
子ども達は夏休み真っ最中。明日から、ももさんの教室がはじまり、
子ども達はこの手漉き紙に絵を描きます。
「これだけ手間がかかった紙なんだから大切に描いてもらわないと!
いつか絵の好きな子ども達とこの工房見学に来たいわね」
ももさん、往復5時間の道中も元気いっぱいでした。
これからの季節、バーンロムサイは展覧会や、イベントが盛りだくさん。販売される絵の一部は今回仕入れたこの手漉き紙に描かれる予定です。またネットショップでも販売しているこだわりの手漉き紙ノートは、世界にひとつしかない子ども達の絵で表紙を仕上げています。この手漉き紙の感触、是非手にとってみてください!
http://www.banromsai-shop.com/
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鹿児島/鹿児島市 「White Gallery」にて”チェンマイの華やかな小物たち”ban rom sai展が開催されます!
3月29日(土)から4月17日(木)まで鹿児島市にあるホワイトギャラリーにて
バーンロムサイをご紹介いただきます。
ホワイトギャラリーはオーナー三坂基文さんが1992年、鹿児島にオープンした、
眺めのよい山の斜面に建つ素敵なギャラリーです。
普段はコンテンポラリーアートがメインに展示されていますが、
今回「チェンマイの華やかな小物たち」と題し、
バーンロムサイの古布やさき織りの色鮮やかな小物や、
春物のビビッドなカラーのお洋服が並びます。
どうぞお楽しみに!
期間: 3月29日(土)~4月17日(木)
時間:11:00~18:00 月曜定休
住所:〒892-0852 鹿児島県鹿児島市下竜尾町25-7
TEL :099-248-3904
ホームページ:
http://www.white-gallery.com/
谷岡功一 | 2014/03/20(木)
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