学生インターン受け入れを終えて
バーンロムサイでは京都精華大学から学生インターンの受け入れをしています。
今年はアート系学部の学生4名と一緒に、
四条烏丸にあるkara-Sという、精華大のサテライトスペースをお借りして企画展を開催しました。
学生にフライヤーのデザイン・制作から、ディスプレイ案を考え、
会場設営、販売、搬出までの一通りをやっていただくという企画、昨年に続き2回目の試みとなりました。
学生たちの夏休みを利用したプログラムのため、7月末に初顔合わせ、9月5日の企画展初日を経て、
最終日9月16日までのふた月あまり。
短い期間ではありましたが、学生たちにとっても、私たちにとってもとても充実した時間を過ごすことができました。
さて今回は、映像作家の島田大介氏が撮影してくださったバーンロムサイの紹介映像"This Place"の上映や、子どもたちが描いた絵の展示などを通して、バーンロムサイの物語を紹介する企画で進めることになりました。
企画が決まれば、まずはPR用にフライヤーの作成からスタート。
コンテンツをどうするかなど相談しながら、学生に何案かタタキを作ってもらいました。
上がってきたものは、バーンロムサイのイメージや、企画展の趣旨を良く考えて作業してくれたことが伝わってくるものばかりで、事務所一同”いいね、いいね”と盛り上がります。
バーンロムサイジャパンの名取美穂は以前グラフィックの仕事をしていたこともあり、
学生たちから上がってきたタタキを見て、どんどんアドバイスが出てきます。
そしてアドバイスに従ってやり直してみると、フライヤーがどんどん良くなっていく過程が面白かった、とフライヤーを担当した学生。彼女は、今回の経験を通して”やはり物を作るのが好きでそのような仕事に就きたい”と改めて感じたと言います。
色んなアイディアを揉みながら、最終的にはバナナの絵をメインモチーフにすることが決定。
そしてほぼ同時に進めていたのが、ディスプレイ案。
盛りだくさんのコンテンツをいかに見やすく魅力的に、かつ現実的に配置していくか。
できあがった案は、パネルの大きさなども綿密に計算されていて、準備万端な印象。
こちらを担当した学生は普段も販売のアルバイトをしているそうで、
企画展開催中も色々気づいては、修正をして、と試行錯誤していました。
ディスプレイもみんなで話し合いながら、ベストな案を作りました。
PRは出来上がったフライヤーをただ配布するのではなく、
色んなところでコミュニケーションを取りながら。
本企画展専用のfacebookページを立ち上げる案が持ち上がったり、
英語が得意な学生は、英語でも案内を書いてみたり。
皆さん活発にアイディアを出し合って、協力しながら進めている姿は印象的でした。
当日までの動きを確認しながら。
今回の会場は京都のため、なかなか逗子にいるバーンロムサイスタッフは訪れる訳にもいかず。。学生たちがギャラリースタッフの方と打ち合わせをしてきてくれました。
課題の提出など大学の勉強も忙しいなか、学内のいろんなスペースを利用して打ち合わせをしていた学生たち。
初日の設営風景。オープン時間が迫るなか、事前に準備したディスプレイ案を参考にみんなで会場を作り上げます。
会場は複合施設内。エスカレータで3階に上がったところで目に飛び込んでくるガラス面をどう生かすか、工夫を重ねます。
出来上がった会場はこんな感じになりました!
初日はバーンロムサイジャパン名取が会場に伺い、お話会を。進行も学生にお任せしました。
バーンロムサイの服を着て接客。皆さんお似合いです。
一生懸命覚えたバーンロムサイのことをいらっしゃったお客様にご説明。
どのように話しかけるのがいいか、などみんなで試行錯誤、情報共有しながらがんばりました。
インターン終了後に頂いた学生たちからのお手紙にも、チームワークやコミュニケーションの大切さを改めて感じたと綴られていましたが、会期中は毎晩その日あったことを報告し合い、
良かったところは、早速次の日に取り入れてみたり、改善が必要なところは、修正を加えてみる。
そんなとてもすてきなチームでした。
今回は、ものづくりを通してチェンマイのホームを支える過程を、ほんの一部ですが体験していただきました。
反省点もひっくるめて、少しでも彼らの将来において何かのヒントとなれば、、と写真を見ながら振り返っています。
石島 華子 | 2016/10/01(土)
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