ヘアカットのプレゼント
3月17日、普段は東京でお仕事をされている美容師の松本富紀子さんが子どもたちのヘアカットのために、バーンロムサイに来てくださいました。数年前に子どもたちの髪を切ってくださった美容師の仲田さんの美容師仲間で、仲田誠さんからの紹介で連絡してくださったということです。調べてみると仲田さんが来てくださったのは2015年の5月のことでした。
https://www.banromsai.jp/photo_diary/?page_id=10705今は卒園したガノックやダオも写っています。3年経ってもバーンロムサイの子どもたちのことを想ってくださっている仲田さんの存在が今回のご縁をつないでくれました。
前日はホシハナヴィレッジに前泊してのヘアカット。朝10時にはスタート!
土曜日で、ロムサイFCと女子バレーボールチームは午前中練習に行っているので、小さい女の子たちから。最初はイム。
トップバッターになれて嬉しいどや顔のイム
待っている人々の視線が熱い・・・
続いて、妹のピーマイ。2歳のピーマイ、ちゃんと椅子に座りカットされていましたが、やはり2歳。すぐに飽きて動き始めるので、保母さんがアシスト。
プレゼントのピンをつけてもらって記念撮影
すごいなと思ったのは、女の子はどんなに小さくてもオンナだということ。ピーマイも、髪を切ってもらい、しかもプロの美容師さんに切ってもらい、自分がかわいくなったことが分かって、とてもうきうき、喜んでいました。女性が美を愛する気持ちに年齢は関係ない、と思ったことでした。
続いてテンクワー
キメ顔!
今どきの子って、本当に写真慣れしてます。
練習から帰って来たお兄ちゃんお姉ちゃんたちで、観客席がにぎやかになってきました。
何をしているのかみんな
一度は見に来たものの・・・
残ったのはやはり女の子たち
フォンは小さい女の子たちの中では、一番じっとして座れていました。本当に微動だにしませんでした。
いつも冷静なフォン
かわいくなったよ!
ドライヤーが怖いオームシン
緊張のテンモー
背中がかゆい・・・
早くシャワー浴びようね。
にっこにこのサーサー
周りの子たち「ネンは小さい子たちみたいにおかっぱにしてもらえー」とからかわれて泣きそうになっていたネン。結局、前髪だけ切ってもらいました。
緊張してる?
カットの手が離れている時も動かない。
東京での松本さんのお客様で美容系の短大で先生をされている方が、松本さんの志に賛同され、「子どもたちに是非」ということでシュシュを作ってくださいました。バーンロムサイの子どもたちへの想いがいろいろなところで広がっていて、ありがたいことです。
ネンはピンクを選びました。
一番人気はピンク。その次は青。
次は、お待ちかねのちびっ子男子集団です。ちょうど髪が伸びていたので、保母さん達が喜んでいました。
チェンマイで新しく購入されたというバリカンで、初カット。せっかくやってもらうのだからと保母さん達から「男の子たちは、『ソン・ナックリアン(生徒カット ソンは髪型、ナックリアンは生徒の意)』にしてください」とリクエストあり。生徒カットは、中学生ぐらいまでの男子生徒たちの髪型で、横と後ろは1㎜程度のかりあげ、頭頂部は5㎜ぐらい残しておく髪型です。
https://www.banromsai.jp/photo_diary/?page_id=10657初めて聞くタイの「生徒カット」に戸惑いながらも臨機応変に対応してくださった松本さん。
保母さん達からは、「次回は是非男の子たちのカットを教えてほしい」というリクエストがありました。その心意気すばらしい!女の子たちは、いつも保母さんが切っていますが、男の子たちは理髪店に連れて行っています。一人40バーツといえど、10人以上集まれば、毎回500バーツ近くかかります。2~3ヶ月に1回は連れて行かないといけないので、けっこうな出費。それを節約できたらいいよね!と保母さん達盛り上がってました。頭がいっぱいあるから、練習量もこなせて、すぐにできるようになるわよね、と。
ウッディーとガムペーン
中高生男子コンビは、チビ達が終わってから、満を持して登場です。「ローン・ソン」って知ってる?と聞かれ、何の話か分からなかった私。それは髪型の名前でした。私のスマホで調べて、「こんな髪型にしてね」と松本さんにリクエスト。お年頃で普段寡黙な年長男子2人ですが、こんな時にはちゃっかりリクエスト。いつもより饒舌な2人がかわいかったです。
次は、お待ちかねの保母さん達。子どもたちのカットが終わるのを今か今かと待ち構えていました。この日シフトに入っていた保母さん達はラッキー!プレオさん、ニーさん、プーさんの3人が切ってもらいました。
見られながら切ってもらうのは
けっこう恥ずかしい。
写真は恥ずかしいわーと言いながらも
笑顔のプーさん
昼寝をしていたらしい?大きい女の子達も、やはり、いや実は一番興味があったようで、みんなが終わってから下りて来ました。
毛先を軽くしてもらったジンダー
ペン姉さんは、ホーム一番のおしゃれさん。また、こだわりも強いです。前髪を作ってもらったのですが、その後、上に行ってしばらく鏡とにらめっこした後で「ここはもっと、こうして…」とお直しリクエストに来ました。
朝から夕方まで、お昼ごはんも食べずに、30人以上のカットをしてくださった松本さん。本当にありがとうございました。大きい女の子達は、美しい松本さんに興味津々で、髪を染めているヘアカラーの色や、身長、年齢、、、いろいろ聞いていました。
松本さんが東京でお勤めされているサロンがチェンマイに進出する計画があるそうで、これから頻繁にチェンマイに来られるとのこと。「これからも継続して支援したいです」と言ってくださっている松本さん。
こちらこそ、これからも是非よろしくお願いします!
食堂で記念撮影
(フォンの顔…これもご愛嬌)
山下曜子 | 2018/03/20(火)
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