夏休みのアルバイト
夏休み中、中高生のお姉ちゃんたちは、ホシハナヴィレッジ、縫製場でアルバイトもしました。
学校の長期休みのみですが、職業訓練も兼ねて受け入れてもらっています。ペン、ジンダー、ニサーはホシハナヴィレッジで、アーパーイは縫製場で働きました。
今までにもしたことがあるので、みんな慣れたものですが、今回は私たちも少し工夫しました。今までは同じ時間帯に複数人で行っていて、もじもじして固まっていることも多かったそうなので、今回は、一日一人ずつ送り込みました。一人だと積極的にならざるを得ないので、積極性、勇気を出すという部分で成長できたと思います。
特にジンダーは、動きもてきぱき、受け答えもはきはきしていており、周りの先輩たちにも積極的に馴染もうとして、ホシハナマネージャーのタグさんから一番評判が良かったです。
先輩と一緒にショップの前を掃除するニサー
アーパーイは、一人縫製場でのアルバイトでした。ここ2年は全員ホシハナでアルバイトをしていたので、縫製場に子どもがアルバイトに行くのは久しぶりです。新しい縫製場に引っ越してからは初めてです。縫製場のさとみさんがいろいろ経験できるようにと、いろいろな種類の仕事を用意してくれました。
最初に教えてもらったのは猫クッションの綿詰めと閉じの作業。先生はカレン族のティップちゃん。
姉妹みたいで可愛い
慣れたら一人で作業
完成!
ホシハナショップに並びました。
ポーチのチャックにカレンシルバーをつけたり、
かぎ針編みのネックレスも作りました。
見えにくいですが、アーパーイがつけています。
納品もお手伝いしました。
好きな作業も、苦手であまり好きになれない作業もあったと思いますが、どれも黙々と取り組んでいたそうです。かぎ針編みのネックレスを作るのが一番楽しそうだったとか。鼻歌なんか歌いながら♪
待ちに待ったお給料日
ホシハナレセプション前で
縫製場、ホシハナヴィレッジは、もともと自分たちで子どもたちを育てるお金を稼がなければということの他に、子どもたちの職業訓練や就職先になればという思いもあって始めた場所です。
バーンロムサイの子どもたちは、外でアルバイトはやらせていないので、このような機会に働くということを体験できるのはすごくいいことだと思います。実家の自営業をお小遣いをもらってお手伝いしている感覚だと思うので、実社会で働くのとはまた違うと思いますが、その前の練習にはなると思います。
私たちも、日本人、タイ人スタッフで連携して、子どもたちの成長を後押ししたいと思っています。仕事の内容だけではなく、タイムカードのこと、休みの連絡のこと、職場での人間関係のこと、、、毎回指導しています。時に厳しく言うのは、将来自立、自律できるようになってほしいから。
そんな思いを、今でなくても将来少しは感じてくれれば、感じなくても、将来自分で生きていく力を身に付けてくれれば嬉しいです。
山下曜子 | 2019/05/16(木)
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