バーンロムサイ開園20周年記念イベント Ban Rom Sai Chiang mai 1999-2019
バーンロムサイの開園20周年を記念して銀座 伊東屋で開催したイベントが無事に終了しました。
こうして20年の節目を迎えられたことは、支援してくださる皆さまのおかげと、改めて感謝申し上げます。
開園当初からバーンロムサイのことを気にかけてくださっている方から、
ヨガツアーで度々ホシハナを訪れてくださっている方、
全身バーンロムサイの服でお越しくださった方、
ポスターが気になって覗きにきました、という方まで、
本当にたくさんの方に足をお運びいただき、、ありがとうございました!
1999年の開園から20年を経て78名の子どもの実家となったバーンロムサイ。
少しでも生活費は自分たちで賄えるよう、自立した運営を目指し、
「ものづくり」や「ゲストハウス」の収益事業も進めてきました。
これらは現在では施設の運営費の一部を賄うだけでなく、子どもの就労の場となり、
地域にも還元される、という永続性のある仕組みへと発展しています。
孤児院から始まり、多くの人が関わり手を差し伸べてくださることで20年続いてきたバーンロムサイ。
「気に入ったモノを購入する、ゲストハウスで気持ち良く休暇を過ごすことが自然な形で支援につながる。
自然な形だからこそ継続できる。」という持続可能な社会貢献のかたちを、
これまでの活動を通して伝えられていたら、うれしいです。
一方、バーンロムサイは開園当初からHIVに感染した子どもたちのエイズの発症をおさえ、
免疫力を上げるために創造力を豊かにする“アート”の活動を大切にしてきました。
これがきっかけとなり、バーンロムサイという場所でアートの本来の意味でもある“生きる術や技”
をもつ人との出会いが多く生まれました。
子どもの創造力を伸ばしポジティブ(+)に生きて欲しいというバーンロムサイの願いは
多くの人の「自分以外のために出来ることをする」という分かち合いの精神に支えられてきました。
誰もが何らかのかたちでもっている経験や知識、技術を「誰かのために、何かのために、未来のために」
役立てる社会貢献の形を「+art」という言葉にこめて発信しています。
今回は「+art」の一環として、山口洋佑さんがチェンマイのバーンロムサイを訪れ、
子どもたちと一緒に絵画ワークショップを開催してくださいました。
その様子はこちらから:
https://www.banromsai.jp/photo_diary/?page_id=10798
名取美和と山口洋佑さん
そして山口さんが3週間の滞在を通して制作してくださった、バーンロムサイを舞台とした絵本「星と花の庭」、
またその原画展示をとおして、色彩豊かなバーンロムサイの「今」が東京の会場にも広がりました。
これまで多くのご縁に支えられながら続いてきたバーンロムサイ、
これからもたくさんの出会いを楽しみ、変化も楽しみながら、みんなの実家として在り続けたいと思います。
これからもどうぞよろしくお願いします!
石島 華子 | 2019/10/14(月)
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