オンライン授業 小学1年生の部
今日は小学1年生を見学しました。
小学1年生は、ソーン、メーク、イムの3名です。
子どもたちの課題を見ると、何やら矢印の方向に線を書いたり、丸を書いたりしてます。
これは何の課題でしょうか?
実はこれ、タイ語の授業でした。一見、タイ語とは何の関係もなさそうなこの作業。
これがタイ文字なんですが、タイ文字の多くには、このように丸い部分があり、書き順としてはこの丸からスタートして、一筆に書いてしまいます。ですから、丸をきれいに描くこと、上から下へ、下から上へ線を引くことは、タイ文字を書く前の手のトレーニングとして大切な練習です。
日本語の文字は左から右へ、上から下へと決まっていますので、こういう文字はとても興味深いですね。
文字を練習している生徒に、オット先生が「もっと芸術的に」と指導していました。
日本語の国語の時間で、このような表現を聞いたことはありません。
タイ人は美しいものが大好きで、芸術や美に対する情熱、例えば何か作品を作ったり絵を描いたりする時のこだわりには、本当に驚かされます。
タイ文字も一つの芸術作品であり、文字だけではなく文章の作り方や、言葉の選び方もいかに美しいかが大切。
ここにも日本とタイの文化の違いを強く感じます。
さて、そんな芸術の才能にあふれた子どもたちの課題を見てみましょう。
これは…自分の身体のパーツを絵にかきなさいという課題。
私:「(とんがり帽子?を指さして)この帽子の人は誰??」
ソーン:「鼻」 (鼻だったのか!?)
私も芸術がなんなのか語れる人間ではありませんが、大切なのは臆することなく表現する純粋さなのかもしれません。
岩田恵美子 | 2020/05/22(金)
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