タイの制服
今学期から、小中学生は近隣のナムプレー学校へ転校しました。
タイの多くの学校には、曜日ごとの制服があり、曜日や活動に従った制服を着て登校します。
そこで、今日は皆さんにナンプレー学校の小学生の制服を紹介したいと思います。
先ずは【月曜日】
これがタイのほとんどの学校で着られている制服です。
多少の違いこそありますが、これが基本的な制服です。(ピンクの前掛けをしているのは、幼稚園生)
タイでは、男の子は高校3年生まで短パンです。
さすが暑い国ならではの工夫なのでしょうか。
高校生のちょっと悪そうな子も短パンをはいているので、そのギャップが可愛いです。
【火曜日】ピンクの制服
タイには曜日ごとの色が決まっており、火曜日はピンクです。
ナンプレー学校では火曜日にピンクの制服を着ていきます。
この習慣は地域によってバラバラです。
【水曜日】体操服
水曜日に体操服を着て登校します。
以前勤めていた学校も、水曜日は体操服でした。
体育が水曜日だけという意味ではありません。
【木曜日】ボーイスカウト・ガールスカウト
タイの学校には、ボーイスカウト・ガールスカウトの活動があります。
各部門において「級」と呼ばれる進級段階が設定されています。級が上がるごとに制服が変わったり、服につけるバッチが増えるそうです。
【金曜日】民族衣装
これは地域ごとの特色を生かして作られたもので、それぞれの地域で色や形が異なります。
【ワンプラの日の制服】
タイ仏教の特別な日には、白い服を着ていきます。
このように月曜から金曜まで毎日違う制服を着て行きます。更には、仏教にちなんだ制服まであります。
タイの学校と日本の学校の大きな違いですね。
特に好きな制服は、金曜日の制服なんですが、金曜日には、学校の先生などの公務員や役所に勤めている人たちも、その地域の服を着る習慣があります。
この由来についてタイ人スタッフから聞いた話では、この習慣がずっと昔からあったわけではなく、むしろここ十数年前このような習慣を定着させようと呼びかけがあり、今のかたちになっているとのこと。
というのは、海外からの色々な文化の影響を受け、タイの昔からの伝統が衰退しかけたことから、このような習慣を作ることで、伝統文化を継承するとともに、伝統服を作る職人さんたちに仕事の機会を提供するのに役立っているとのことです。
このような取り組みは、タイ全土で行われていますが、地方によって全く異なったスタイルがあるため、そのような点にも着目すると、さらにディープなタイが感じられるかもしれません。
岩田恵美子 | 2020/07/24(金)
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