SINRAPA!! NEWS Vol.019 /4.Dec.
自由な発想力を元に子どもたちが少し苦手な自主性、責任感、持久力を高めるためのプログラム、それは、自分から「やってみたい」と言い出した言葉に責任感を持たせ、自分の力で完成させるプログラムです。私たちは、やり方を教えるのではなく自分で考えて決断し実行できるよう後押しする手伝いをします。そんなみんなのがんばりをお届けします。
※13歳以下の子どもたちは、絵画や粘土(陶芸)などこちらで用意したものの中から自由に選んで制作し、13歳以上の子どもたちは、やりたいことを自分の手で見つけ出し制作に挑んでいきます。
☆ス(18歳)
デッサンを習いはじめたス、
飲み込みが早いようで、本人も楽しんでやっているようです。デッサンを習いに外に出ることで、いわゆる芸術で食べているいろいろな人たちに出会う機会が生まれ、それを目の当たりにすることで自分の不足点に気がつきはじめました様子の彼、自分は偉大なアーティストであるという思い込みが序所に薄れ、デッサンに集中することでいろいろなモヤモヤを解消していっているようです。話をしながら、ふと、「デッサンがすごく上手にできるようになったらアーティストになれるというわけではないのよ」と話すと「なんで???」と絶句。「デッサンは基礎、いわいる技術を磨きながら、適時適応な対応や機転の仕方、考え方を身に着けるものなの、デッサンを勉強しながら色んなことを学んでいけるんだよ」と答えると「ふーーん」とうなずいていました。この機会が彼を大きく成長させることは、間違いないと思います。様々な機会を与えてくれるバーンロムサイのお母さん、お父さんたちへの感謝を忘れずに、自分の周りで手助けしてくれている多くの人の存在に気がつき、少し苦手な"考える"ことからも逃げずに、いーっぱい挫折しながら、ゆっくりでいいので自分の道を見つけてくれればと思います。
最後にホンから「自信を持つのはいい、でも自惚れすぎちゃ駄目」と言われると素直に「はい」の返事ができるようになったのも驚き、少し生意気だけど素直でかわいいのがバーンロムサイの子どもたちの特徴です。
今後は、バーンロムサイの外で彼をはじめ多くの年長組みに会う機会が増えることでしょう。彼らが気軽に立ち寄れる場所をつくり、昔から母が私に言い続けているように「いいじゃない、いいじゃない、頑張れ、頑張れ」と彼らを励まし続けるてあげれるポー(お父さん)、メー(お母さん)でいれればと思います。
☆プローイ(14歳)
☆ガノック(13歳)/ミウ(14歳)/メーレック(14歳)/ダーウ(13歳)/ゴイ(16歳)
今週は、タイの雑貨やさんでよく見かける小さなグラスに1:絵を描き、2:蝋を流し込み、最後に3:花を削るという 3段階の工程を踏んでのキャンドルを制作。
当初はプローイがリーダーでしたが、ここにきてメーレックが目立って指揮をとるようになってきました。観察しているとプローイはプローイで自分の立ち位置を維持し続けています。メーレックが女の子のグループの中心になるのは、強いだけではないことが見えはじめてきました。"彼女は人一倍繊細で怖がり、だからプライド高くすることでバランスを保っている"というのはホンの見解、彼女は、強いけれど、自分より小さい子を叱責はするものの、いじめたりはしないそう、口は悪いけれど後でそれをフォローするひとことが言える、だから女の子たちは、彼女の指揮に従うようです。ただ心配なのは、少しプライドが高すぎるので本当はやってみたい、本当は甘えたい、弱音を吐きたいを我慢してしまうこと、一度、メーレックのこころをぐにゃぐにゃにほぐしてあげたいと私たち 2人はいつも、そう思っています。
完成品はこちら。
ゴイ(16歳)
クリスマスパーティ会場を飾る照明をつくりはじめたゴイ。
アシスタントは、ガノック。少し、ボンボンが大きすぎる気もしますが、、、完成はクリスマスパーティで!!お楽しみに!!!
SINRAPA!! NEWS | 2011/12/11(日)
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