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ねこが、、、きえる

バーンロムサイ開園から今日までの12年間には、子どもたちだけではなく沢山の猫がホームや我が家にやって来ました。

通勤途中の保母さんが目の前でバイクにはねられ尻尾が千切れた子猫をある日拾ってきました。短くなった尻尾と、もともと短い手足の人懐っこいこの猫がタイで初めて私が飼った猫「たっちゃん」、いまでも元気です。家に来て半年後のある雨の日、出かけたまま戻って来ず散々心配させた3週間後ふらりと「たっちゃん」は戻って来ました、そしてそれから2か月後テン君、チーちゃんとクーちゃんの3匹の子猫が生まれました。スタッフが子猫を拾い、、、そして何匹かここで生まれ、3匹が隣の家からうちに引っ越し子猫を生み、私が街のコーヒーショップで出会った黒猫3兄弟に一目ぼれしてもらって来たり、、家の前に捨てられていた子猫3匹、また母猫が7匹の子猫を連れて来て住みつき、、、フラリとどこかからやって来た雄猫が何匹か、、、この様にして少しずつ猫が増え数えてみたら思い出すだけで44匹。
 

ある日、母猫が7匹の子猫と一緒にやって来ました。

 
 
木登り、仲間と追っかけっこ、暑い日は木陰で、涼しい日には芝生の上で日向ぼっこ、ヤモリや蛇を捕まえ、、いつでも餌とお水、そして気持ちの良い寝床のある我が家に帰って来られる、、、猫にとって天国のように思えますが、、、なぜか猫たちが次から次へと消えてゆくのです、、、、
 

真っ白なオーラフもその妹の白いダフネも消えました、、、

病気や老衰、事故で6匹が死にました。オトウサンと呼ばれていた人なつこい雄猫は毒カエルを食べ(と当時言われていましたが、、)治療のかいもなく死んでしまいました。

そして現在メガちゃんが6週間、、ガチャコが4週間、、戻って来ていません。

帰って来ないメガ


メガ

今日現在我が家には10匹、ホームには3匹、合計13匹が暮らしています。と言う事は残りの23匹はこの十年の間に、、、、消えてしまったのです。やって来た猫はまず捕まえ去勢や避妊手術、虫下しとワクチンを施しますが、それが嫌だったのか病院から戻ったその日に姿を消した雄猫もいました。誰かと喧嘩して飛び出して行ったのか、集団生活が嫌なのか、どこか他の家が気に入って帰って来ないのか、もしくは遠くまで行って帰れなくなった、、、遠くで事故にあった子もいるのでは、、と今までは思っていましたが、、、


10日ほど前のある朝、チビテン君(母猫と来た7匹のうちの一匹)が口と鼻から血を流し家に帰ってきました。交通事故か!とすぐに病院に飛んで行きましたが何とレントゲンに映っていたのは顎に小指の先ほどの弾!!

多くの村の人たちは銃を持っています。大工のチャイさんにチビテン君が撃たれたことを話したところ、鉄砲は多くの家にありウサギや他の小動物を村の人たちは撃っているし、山の麓にはウサギ用の罠も仕掛けてある、それに近くのニワトリを飼っている家では犬や猫がニワトリを捕りに来るので、毒薬を庭に置いているとチャイさんが話してくれました、、、、、自分の敷地内に毒薬を置くことも、敷地内に侵入してきた犬猫に何をしようともこの国の法律には触れないとのこと、茂みの中で何かが動いたら鉄砲を持っている人はそれがウサギか猫かを確認する前に発砲してしまう事もあるでしょう、、、、自分の犬や猫が大事なら外へ出ないようにしておくしかない、、、と。


行方不明のガチャコ、ルリちゃんとリンリン君の母です、、、


ガチャコ (左) とタンゴ (右) は大の仲良し、、


ガチャコとタンゴ君


いつも一緒でした、、


犬や猫を食べる国もある事だし、世界の多くの国では医薬のみならず化粧品の開発研究の為に繁殖されている犬や猫もいるし、、、日本でも数十万頭が毎年殺処分されているのが現実。もしも私の猫たちが撃たれたり、罠に捉えられたり、毒薬をたべてしまったり、、、または面白がって鉄砲で撃たれてしまっているのだとしても、、、、短い猫生であったかもしれませんが、気持ちの良い環境で猫らしく楽しく生きた、、、と思うしかありません。今更部屋に閉じ込めておくのは可哀そうだし、仕方がないと思うほかないのでしょうか。

世の中には猫や犬を好きでない人も沢山いるわけだし、、、どこの国でも動物を虐待する人がいるのも現実ですが、何とかせねばとチャイさんにニワトリの飼い主に毒を置かないで欲しいと話してもらいました。家の猫がその家のニワトリを捕ったかもわからず、また毒を食べたかもわかりませんが、これからはどの犬や猫がニワトリを襲ったかしっかり見るようにし、毒は置かずニワトリが殺されたら話し合いをしましょうとその人は言ったそうです。そして鉄砲を持った人たちには「やみくもに撃たないでください!」とお願いしたい!!確認したところ村内で罠を仕掛けるのは法律に反するとのこと、どうにかしたいものです。

家を出たのち、猫たちに何が起こったのかはわかりません。ここは長年猫の楽園、と思っていたのでレントゲンを見た時、そしてチャイさんから話を聞き、相当落ち込みました。

普段は突っ張っているタンゴ君ですが大の仲良しのガチャコがおらず寂しいのか私の足元から離れません。私も、、、寂しく落ち着かない不安な日々を過ごしています。

名取 美和 | 2012/02/15(水)

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