Living with the nature
自然が多く残るチェンマイは、沢山の木々や花々に恵まれた場所です。
木々や花々があるという事はもちろんその植物連鎖を助けるため多くの虫やハ虫類などなども共存しています。
チェンマイにきて1年と半年、当初は虫やハ虫類が大嫌いだった私も、触る事は今だ出来ませんが、見かける分には平常心でいれるようになりました。
でも時々気を抜いていると、思わぬ所からびっくり箱のように現れる事があります。
先日もそんな体験をする機会がありました。
ショップの商品の補充をしている際、外の備え付けの棚の上の引き出しを何気なく開けて閉めた時、引き出しの下側から何やらポロポロとこぼれ落ちるのが横目に見えました。
埃かな?とズームアップしてみると、なんとそれは蜂のような虫!
思わず叫び、その声に驚き近くにいた真理子さんが駆け寄って来て2人で再度観察。。。やっぱりなんか蜂みたいな虫!!
でもそこで怯まない、在タイ歴の長い真理子さんが開けてみようと提案、私は恐怖心と好奇心の狭間で、その棚の内側が開かれるのをジッと見ていました。
中腰になり、手を伸ばし「えいやっ!」と開かれたその引き出しは、大量の虫さんが蠢いてもはや私たちの手には負えるものではありませんでした。
これは、スーパーマンを呼ぶしかない、、、2人でそう思い、まずは麻生さんに電話を入れ状況を説明、そしてバーンロムサイの“スーパーマン”ことトン君に急遽来てもらう事に。
実は当初、私と真理子さんは、その蜂のような生物を、バーンロムサイで“幸せの虫”と呼んでいる虫だと思っていました。
この虫は、特に人に危害を加えるような事はないので安心して構えていたのです。が、
トン君、来て早々「これはアンタラーイ(危険)です、蜂です。」
なんと!! 蜂ですと!
トン君は、ちょっと準備をと一度ショップを離れ、細い水道管に線香をたっぷりつめてまた戻ってきました。
実は蜂は、煙に弱い習性がある為、トン君は手作り駆除キットを敷地内にある材料で作ってきてくれたのです。
やっぱりスーパーマン!
煙を蜂が固まっている場所に流すと、ボトボトと上から蜂が落ちてきました、
まさにホラー!
お線香攻撃開始直後ボトボト落ちる蜂の大群
うわぁぁぁ〜!!と言いながらもしっかり観察はやめず更なる進展を見守ります。一度ボトボトとおちた蜂は空中に舞い、一時は見ていた皆が蜂に囲まれる事態になりました。
この情景、きっと第三者的にみたらかなり恐ろしい状況ですが、タイに長期で住んでいたからか意外と平気で、その情景をなんて美しいだろうと、思ってしまいました。
むしろナウシカ的な、、、とまで
一旦、舞い上がった蜂たちは次の巣を作る場所を探し、また一気にその場所に集まります。
飛び交う蜂に目を奪われていた隙に集まっていたのはシンクの中。
「はっ! トン君、次はシンク!!」
と叫び、トン君は素早く、そのシンクに向かってお線香攻撃を続けました。
シンクの湾曲した部分に溜まる蜂、なかなかの見応え
格闘する事数十分、ようやくショップから離れた場所の木の枝に蜂たちは集まり、巣の再建を始めました。
これで一安心です。
木の枝に巣作りを開始した蜂の大集合
一連の格闘が終わった後、改めて出来ていた蜂の巣を観察。
トン君情報によるとこれらの巣をわずか2日程で作ったとの事、それにしても見事なハニカム構造。
思わずジッと観察したり光に透かしてみたり。出来立ての蜂の巣は柔らかく触ると触った場所がやんわりと窪んでしまう程の柔らかさ。
落ちていた大きな巣
小さめのものもありました
光に透かしてみました、うーん!綺麗!
左右のくぼんだ場所は手で持った場所、優しく持っても窪んでしまうくらいの柔らかさ
時に恐怖体験、でも今までなら見る事の出来なかった生物の生態を観察できるのは、とても貴重な体験です。
トカゲの習性やアリの本能、時に厄介な生物も全てが共存する為には必要不可欠なのだと妙に納得できるのは毎日が少しサバイバルな環境にいるからかもしれません。
残り少なくなったバーンロムサイでの日々を、多角的な視点で楽しみたいと思います。
蜂の巣をちょっとつなげてみました
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詳しくはこちらをご覧下さい
http://www.banromsai.jp/information/?page_id=121■東京/日本橋 日本橋高島屋(東京店)7F 「クロスロード7」にて、「バーンロムサイ展」開催のお知らせ
7月24日(水)より7月30日(火)まで、日本橋高島屋の7階「クロスロード7」にて「バーンロムサイ展」が開催されます。5月の同じ場所での企画展に続き、今回はハイサマーを涼しくさわやかにお過ごしいただけるリネンやコットン、ガーゼ素材のオリジナルウェアや、定番・タイの山岳民族の古布をリメイクしたアイテムを多数取り揃えて、皆様のご来場をお待ちしております。
猛暑をすずみながら、日本橋高島屋でのお買物、、ぜひ足をお運びください!
期間: 7月24日(水)~7月30日(火)
時間: 10:00 ~ 20:00
*最終日/30日(火)は16:00まで。
定休日: なし
場所: 〒103-8265 東京都中央区日本橋2丁目4番1号
日本橋高島屋 7F クロスロード7
TEL: (03)3211-4111
ホームページURL:
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/
上村 亜紀 | 2013/07/23(火)
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