山岳民族のおにぎり

北タイの山岳民族は、刺繍や織物などの素敵な手仕事の布の伝統があり、チェンマイ市街地ではさまざまな民族の布と出会うことができます。hoshihanaショップで人気の古布の財布やポーチも、手仕事でつくられた布を買い付けてリメイクしています。そんな布天国のチェンマイで人気の、パガヨーという北タイのテキスタイルや民芸品のセレクトショップ主催の、お祭りがあるというので出かけてきました。

ナイトバザールからサンカンぺーン地区に移動したパガヨー。今回のお祭りもこの新店舗の近くで行われました。センスのいいショップ主催なだけあって、お祭り会場の飾り付けもおしゃれです。催し物会場の椅子が藁！周りの風景に溶け込んでいて、いい感じです。

出店しているお店も質の高い手作り市、という風情。
例えば、北タイの伝統的な織物の布を使った枕の上にはアンチャンという青いお花の花びらがひらり、と置かれています。こういう遊び心が、きゅんきゅんします。

チェンマイに住んでいると、街中でも山岳民族の伝統衣装をさらりと着た若い女の子を見かけます。こういうところがチェンマイのいいところだな、と思います。私も日本に帰ったら、さらりと着物を来たいな、と思ったり。上から被っておしまいの山岳民族の衣装ほど簡単ではないですが。

お祭り会場に、ミーナーというオーガニックのお米をメインにした創作料理のお店がありました。パガヨーのご家族の方がやっているそう。何を食べてもおいしかったのですが、特にこのおにぎりは色鮮やかで目にも楽しい。もちろん全部天然色素です。青いのは、枕に乗っていたのと同じ、アンチャンの花で炊いています。テーブルクロスは藍染め。何から何まで山岳民族の素敵がつまった場所でした。

ミーナー
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