2017年カレン族支援プロジェクト 第一日目
チェンマイ県の南に位置するオムゴーイ郡の山奥には数多くのカレン族の村があります。カレン語でパガーヨー、「森と共に生きる者」と自分たちをよんでいます。
10年ほど前からチェンマイのタワンチャイ財団がオムゴーイの山の中のお寺のカレン族のチャイヤー僧侶と共に、ほとんど支援の入ることのない山奥の村々に彼等が本当に必要としているものを届ける活動をしています。昨年からの他のタイの9団体と共にバーンロムサイもこのプロジェクトに実働隊(物資を届ける)として参加しはじめ今回は第二回目。
乾季なのに降水量が多い今年の冬、もともと乾季の間しか行く事の出来ない山奥の村々にバーンロムサイのペット、パヌー、ジンダー、アーパイ、ネンの5名も参加し村々に生活必需品を届けに行きます。タイ人スタッフの「マイペンラーイ、ダーイダーイ、サバーイ・サバーイ」大丈夫!平気、平気!安心して!と言う楽観的且つポジティブな言葉の羅列に背中を押され、小雨の降る真っ暗なホームを出発したのが1月10日の朝4時。
ジンダー、パーヌ、ペット、アーパイ、ネン
地図でオムゴーイが何処にあるか初めて確認
オムゴーイの地図
タワンチャイとバーンロムサイ
6時には集合場所に到着しましたがオムゴーイの町で山のお寺から下りてくるチャヤー僧侶チームを待つこと2時間、雨も一時は上がり近くを散策しているうちに全員無事揃い、今夜の宿泊場所へ向かい出発。雨はひどくなり視界も悪くなり、地図にも載っていない道、山の学校の先生、山を知り尽くしている僧侶が居なければ全くどこがどこだか分かりません。ここからは支援物資を満載した他の団体の車も入れ合計9台の車が隊列を組み走行。携帯は繋がらず頼みの綱はトランシーバーのみ。
出発です!
命綱の一つ、トランシーバー
途中民家でお湯を沸かして頂きカップラーメンの昼食、、、その後もひたすら悪路を走ります。途中僧侶チームの車が故障、修理が終わるまですでに日が落ち真っ暗な中、焚き火をおこし湯を沸かしカップヌードルを食べ待つこと1時間、雨は益々激しくなり、道は険しくなる一方の中で再出発。話にはきいていた「川越え」も何と真っ暗な中、幾つもの川を渡り、途中前をゆく車の姿を見失ったり、道を間違えたりと、5km走るのに2時間もかかってしまいました。
久々のカップラーメンに舌鼓。その後さらに食べ続けるとは・・。
結構高いところを走ります
道がどんどん悪くなる
陽が暮れてゆく
暗闇で故障車を待ちながら焚き火でカップラーメンの夕食
暗闇の悪路
夜の車での川越え
悪戦苦闘の中、午前0時に目的地メーロン村の学校に無事到着。遅く着いたのに暖かく迎えて下さった学校関係者の方たちとモン族の保父コムさん特製のブタの炭火焼きとカップラーメンをおかずに美味しいカレン族の森のお米を頂きました。
ポーコム特製豚の炭火焼き
カレン族の森のお米
学校のオープンエアの回廊で寝袋に入り眠りについたのは午前2時。泥道、スタッグ、細い崖道、川を渡り、山を超え、、、、ホームから距離にして150kmほどの距離に20時間。元ボランティアの浩一くんを始め、バーンロムサイスタッフのベンさん、ダムさんたちの慎重かつ素晴らしい運転技術とチームワークのおかげです!!!!
続きは2月5日に掲載いたします。
バーンロムサイ | 2017/02/02(木)
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