レスキュー訓練 2017
3月29日に、SATA FOUNDATIONのご支援、バーンロムサイ企画運営のレスキュー訓練を行いました。
指導員の方をお招きしての本格的な訓練です。
新学期に小学校に上がる年齢以上のバーンロムサイの子どもたちと村の子どもたちが参加しました。タイではこのような本格的な防災訓練というのは珍しく、バーンロムサイが企画するこの訓練は、村でもありがたく思われているそうです。
子どもたちが事故などに巻き込まれた時、まずは理性を保っていられるようにするということがこの訓練を行う第一の目的です。
自分のテキストを前に嬉しそう
子どもたちを和ませるためのダンスタイム
まず、映像で様々な事故の事例を見ました。
タイの道路には、信号機が少なく、車がUターンしなければならないところが多いです。
信号機が少ないからか、スピードを出す車が多く、歩行者が道を渡るのは一苦労どころか、大変な苦労をします。交通事故も日本より多いと聞きます。
映像を見た後は、応急処置の方法を指導していただきました。(屋内の写真撮影ベン)
足の固定 その1
足の固定 その2
担架の使い方 その1
担架の使い方 その2
お昼ごはんをはさんで、午後は消火訓練です。
真剣な表情のガムペーン
心配そうに見つめるちびっ子たち
映像や教科書の中だけではなく、実際の火を前にして消火器の訓練ができるのは、本当に貴重な機会です。
私も体験させてもらいましたが、重くて、見た目以上に難しかったです。
そして、消火訓練の後は、お楽しみのおやつタイムです。
お花のジュースとココナッツミルクのタイ菓子
何も言われなくてもお手伝いをするペット。
いつも感心します。
最後にこの日に勉強したことをクイズ形式で復習しました。
最後に全員で記念撮影
子どもたちが危ない目に遭わないのが一番いいですが、もしも、緊急事態に遭遇してしまった場合には、この日の訓練を思い出して、冷静に対処してほしいと思います。
以前、バーンロムサイの防災訓練に参加した村の子どもが、友達が溺れそうになったのを助けたことがあるそうです。一人の子どもの命を救えたことが本当に嬉しいと、このプロジェクト担当のベンさんが話していました。
山下曜子 | 2017/04/05(水)
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