相原コーチのサッカー教室

ご縁のある方がさらにご縁をつないでくださり、タイを拠点に活躍されている相原ユタカコーチがロムサイFCの子どもたちにサッカーを教えにきてくださいました。

2003年サッカー選手になるべく単身タイへ。ストリートサッカーを経て、タイリーグでプロデビュー。その後、バングラデシュ、ウガンダでプロリーガーになる、、、というこれだけ見てもとても珍しく面白い経歴をお持ちのコーチなのです。

2006年からコーチとしてのキャリアを本格的にスタートし、2009年には独立してタイでYutaka Football Academyを設立。相原コーチ自身が先天的に左手部欠損というハンディを抱えてることから、同じ障害を持つ子どもたちに夢を与えるため、タイを中心に子どもたちにサッカーを指導されています。
＊参照「相原ユタカ公式WEBサイト」
http://www.yutaka-fa.com/


6月25日（日）、サッカー教室当日。
この日の午前中ロムサイFCの子どもたち（ペットと村の子どものメンバー）は、先週から行われていたハンドン地区のサッカートーナメント（アンダー14）に参加しており、午後になって、相原コーチのサッカー教室に参加。その後またトーナメントの試合にもう1試合参加という、ハードスケジュールの日でした。
しかし、プロのコーチに指導してもらえるということで、ダムさんはじめ、子どもたちもみんな張り切っていました。
＊ちびっこ男子と大きい女の子が来ているユニフォームは、相原コーチからプレゼントしていただいた、Yutaka Football Academyのユニフォームです。背番号がアイス「ガリガリ君」仕様になっているのでご注目ください。

ウォーミングアップから子どもたちは夢中。
4人一組になり、3人が輪になって、輪の中の一人のおしりにビブス（ベストタイプのぜっけん）をはさむ。輪の外にいる1人がそれを取る。3人は取られないように、回りながら逃げる、というものです。子どもたちはゲーム感覚で楽しく体を動かしていました。

その後は、大きい子チームとちびっこチームに分かれての練習です。タイ歴9年の相原コーチ、次々とタイ語で指示を出していきます。

チームに分かれての練習になると、みんなもう本当に真剣。ちびっこ男子は、負ければ悔しくて泣いてしまいます。

最後は、ちびっ子男の子チームと女の子全員のチームに分かれての試合です。大きい女の子たちは、見学のつもりでビーチサンダルで来ていたので、裸足でコートを駆けまわります。

あっという間の1時間半。練習を終えて、相原コーチから子どもたちへのメッセージ。
「何事も一生懸命取り組むことが大切。ゲーム中、何もやることがないと思ってぼーっとしていたら、いつまでも何もできないまま。自分が何ができるのかを考え、探し、身体を動かすこと。スポーツだけではなく、人生も同じ。待っているだけではなく、自分で取り組み、努力することを忘れないで」

子どもたちはどのように受け取ったでしょうか。話を聞いて、そうだなーと思うことと、腹の底から自分でそう思うこととは違いますが、こうやって第一線で活躍されている方の話を聞けることは、子どもたちにとって、とても貴重な機会だと思います。今すぐに分からなくても、これからいろいろなことを経験して、学んでいくことだろうと思います。

遠いところお越しいただいた相原コーチ、ありがとうございました。
これから、定期的にロムサイECの指導に来てくださると約束してくださいました。次の機会を楽しみに待っています。

～おまけ１～
仲良し姉妹サーサー＆モーモーのツーショット

～おまけ２～
ハンドン地区にあるシーローム学校という学校で開催された「第1回　シーロームカップ」の
サッカートーナメント（アンダー14）ロムサイFC見事優勝しました！