バーンロムサイの絵本「おそなえ きのみ」
昨年、影絵師の川村亘平斎さんがバーンロムサイを訪れ、子どもたちに影絵の不思議で豊かな世界を紹介してくれました。
(川村さんが影絵で遊んでくださった日の様子はこちらから↓)
https://www.banromsai.jp/photo_diary/?page_id=10686川村さんと一緒に影絵で遊んだ一夜のできごとがものがたりとなり、「おそなえ きのみ」という一冊の絵本が完成しました。
「バーンロムサイ」の名の由来となったガジュマルの樹のまわりで、人と自然の交わり、いのちの不思議が影絵で表現されたものがたり。バーンロムサイの子どもたちも出演(?)させていただき、思い出深い本となりました。
そして先月銀座伊東屋にて開催しました「おそなえ きのみ」出版記念イベントへも多くの皆さまにお越しいただき、ありがとうございました。今日は少しイベントを振り返ってみたいと思います。
会場となった銀座伊東屋B1FのInspiration Hallはとても天井の高いホール。
その天井の高さいっぱいいっぱいにまで張った大きなスクリーンはとてもインパクトがあり、何が始まるのだろう、、、とわくわくさせられました。
そして影の世界、という独特の雰囲気も印象的でした。
会期中は“影絵”の絵本にちなみ、川村さんによる影絵公演や子ども向けワークショップが開催され、絵本にも登場する“サルのニシオカさん”が銀座の地下でみんなを笑わせてくれました。
ワークショップでは子どもたちに思い思いの“おそなえ”を作ってもらい、
影絵の世界におそなえしてもらいました。影絵の世界に入りこみ、“ニシオカさん”とドキドキしながらお話する様子がとてもかわいらしかったです!
大人の手を借りることなく、
最後までじぶんで作りました!
完成!影なのに、みんなうれしそうに見えます!
そして川村さんによる影絵公演。
お芝居はもちろんのこと、歌をうたい、音楽を流して、そして止めに行って、、、となんとも忙しそうな川村さんの“ひとり芝居”はスクリーン裏からも鑑賞できました。
川村さんの動きを目で追いつつ、音楽に耳を傾け、そして影が作り出す世界観もしっかり味わいたい。観ている側もそれなりに忙しく、、、そして楽しいひとときでした。
“サルのニシオカさん”になって
絵本を読む川村さん
影絵上演では、会場の皆さんにもご参加いただき“おそなえきのみ”が完成。
おかげさまできれいな、きれいなガジュマルの花が咲きました!
初日には駐日タイ大使ご夫妻もお越しくださり、影絵にも挑戦!イベントに花を添えてくださいました。
上演後には川村さん、キュレーターの宮本武典さん、NPOバーンロムサイジャパン代表名取美穂のトークイベントも。
ニシオカさんのお面、バーンロムサイの子どもたちも気になってしょうがなかったようで、、、川村さんが目を離した隙に子どもたちに乗っ取られていたのを思い出しました。
去年の写真ですが、ニシオカさんになり切って踊り狂う姿、、、つい笑ってしまうお気に入りの写真なので最後にシェアさせてください。(2017年、カメラマン志鎌康平さんの写真より)
石島 華子 | 2018/03/30(金)
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