夏休み中のアルバイト
夏休み中、ペン、ジンダー、アーパーイがホシハナヴィレッジでアルバイトをしました。
https://www.hoshihana-village.com/もともとホシハナヴィレッジ、バーンロムサイプロダクツの縫製場は、子どもたちの職業訓練や就職先になればという思いもあり始められた場所なので、子どもたちが意欲的にアルバイトをしてくれることはとても喜ばしいことです。
お互いに有意義な体験となるように、アルバイトを始める前に「お約束」をしました。
●3日間の試用期間を経て、合格すれば、アルバイトができること。
●時間を守ること。
●リーダーの指示に従い、自分が担当する仕事について責任を持って取り組むこと。
●ホームの当番をきちんとすること。
アドバイスとして、
●始業時と終業時には周りの人に挨拶をしましょう。
●仕事をする時は、集中しましょう。
●仕事中は関係のない話をしないようにしましょう。
●分からない時は、分かるまで聞きましょう。
などなど。。。
3人ともホシハナ希望ということで、週3回アルバイトに行かせてもらうことになりました(試用期間は全員無事合格!)。
雨が降ってきたのでクッションを片づけるジンダー
ダイニングを整えるペン
コップを片づけるアーパーイ
いい笑顔!
4月いっぱいアルバイトをさせてもらい、アルバイト代を受け取りました。
ホシハナのマネージャー、タグさんからのフィードバックとしては、
●ペンは、前回アルバイトをした時から成長が感じられた。(昨年は、お皿を何枚も割ったり、同じお皿をいつまでも拭き続けたり、仕事をさぼってトイレでマンガを読んだり!していたそうですが、今年はお皿も割らず、さぼらず、真面目に取り組んだことを認めてもらえました。)
●3人とも、真面目に取り組めた。
●もっと自信を持って!(3人一緒に動くことが多かったので、できるだけ別々になるように仕事を割り振ってくれたとのこと。担当の仕事はきちんとこなせたので、もっと自分に自信を持っていいと激励されました。)
と励ましの言葉をいただき、頑張りを認めてもらえました。
子どもたちをアルバイトに送り出す側の意図としては、普段のホームと学校との往復だけの生活では触れられない実社会に近い環境を体験してほしい、自分の仕事に責任を持って取り組んでほしい、、、などの思いがありますが、子どもたちそれぞれに成長してくれたようで嬉しいです。
ホシハナの先輩たちもたくさん教えてくれました。特にバーンロムサイ卒園生であり、ホシハナスタッフとして働くプロイは張り切って指導してくれたようです。たくましく成長したプロイの姿にも感動しました。
もらったお給料は何に使うの?と聞いたら、ジンダーとアーパーイは「うーん、分からない。とりあえず貯金しとく」とのこと。ペンは「卒園したらバイクが買いたい」とのことでした。
この新学期から高校3年生になるペン。将来のことも考え始めたそうです。「教師になりたい」とダムさんに進路の相談をしていたペン。まだどうなるか分かりませんが、おぼろげながらもやりたいことを話せるのは良いことです。
また次の長期休みも手伝いに来てねとタグさんに言ってもらえたので、また次回が楽しみです。
山下曜子 | 2018/05/15(火)
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