山岳民族支援プロジェクト2019 1日目(2019/12/17)その1
山岳民族支援プロジェクト、いよいよ出発の朝。偶然ですが、昨年と同じ12月17日~19日、二泊三日の日程です。
<チェンマイ県地図>
真ん中の赤い〇がバーンロムサイのある
ハンドン郡で、下の〇がオムゴーイ郡です。
<オムゴーイ郡地図>
今回訪問した7つの村です。
まだ真っ暗
コムさん、子どもたちは3時半頃から
準備していました。
オムゴーイ郡中心部へ向かう途中
きれいな朝日が見えました。
約3時間でオムゴーイ郡中心部に到着。時刻は、7時半。
朝はまだまだ冷えます。
登校する生徒たち
山に入る前に、いつもここで朝食を取ります。私が参加した過去2年、写真を撮るだけで一度も食べられなかった(まだ焼けていないから)ガイヤーン(タイ風焼き鳥)を今年初めて食べることができました!
過去2年とは色が違う!
味がよくしみていて美味しかったです。
今回は、タワンチャーイ財団の実働部隊の参加がなかったため、オムゴーイ病院に車を出してもらい、過去に参加したことがある職員のフォンさんにも協力をお願いしました。バーンロムサイからお礼の気持ちを込めて、オムゴーイ病院に毛布を寄付しました。この毛布は、ダムさんが何人かの知り合いに頼んで集めたものです。
いつものオムゴーイゼロポイント
オムゴーイ病院に毛布50枚を寄付
病院での寄付が終わり、チャイヤー僧侶のお寺に向かいました。ここで参加者全員が合流。今回は、バーンロムサイからの車3台、オムゴーイ病院の車1台、チャイヤー僧侶関係の車2台でした。
ここで最後の荷積み
大事なトランシーバーチェック
今回は、普段よりも車が少なかったので、日本人車にも最初からトランシーバーが支給されました!
10時半にお寺を出発。しばらく順調に進んでいたのですが、約1時間半後、日本人車に問題発生。普段は見ないようなランプがつき、力も出ない。止まって説明書を確認したところ、「このランプがついたら、ディーラーに行ってください」とだけ書かれていて、これは対処法はないのか、タイ人も「もうここから先には進めない」と言い始め、、、ああ、まだ一ヵ所も寄付を届けていないのに、万事休す・・・
・・・と思ったものの・・・まだ電話が通じる場所だったので、ディーラーに電話で問い合わせ、一度エンジンを切ってもう一度つけてみろという指示が。そうすると、ランプが消えました!だいたいの原因も予想できたところで、今回山にいる期間は乗り切れるだろうという判断で、そのまま進むことになりました。良かった!ここで終わったらどうしようかと一瞬本気で考えました。
みんな心配
雨が降らないのは良かったですが、砂埃がすごくて、おさまるまで前に進めないことも。
その後は、だましだましなんとか進み、山の中の少し開けた場所にビニールシートを広げ、朝買っておいたガイヤーンで昼ごはん。
14時前には1ヵ所目の村、バーン・フアイボン(บ้านห้วยบง)に到着しました。到着したら、早速支援物資を下ろして、山の子どもたちに配る準備をします。
ソムチャイ僧侶の指示でみんなてきぱき動く。
ジンダーとペット
浩一のペットは毎年参加のベテラン
学校全景
待っている間に、子どもたちにお菓子を配る。
山の学校(教育センター)は、幼稚園から中学生ぐらいまでの生徒が通っています。先生たちは、子どもに勉強を教えるだけでなく、村人が困った時に頼る場所として、公民館のような役割も果たしています。
学校にスポーツ用品と常備薬を寄付
子どもたちにリュックをひとつずつ手渡します。
一つ目の村に無事物資を届けることができました。
15時頃、バーン・フアイボンを出発し、次の村へ。
川を越え・・・
舗装されていない道路を走り・・・
約1時間で、2ヶ所目メー・ホーン・タイ(แม่ฮองใต้)村に到着。
みんな楽しみに待っていてくれました。
お菓子を配るのは、ジンダーとアーパーイの役目。時々ペットも。
カレン族のみなさんは、年配の方は今でも普段から民族衣装を着られている方も多く見られます。子ども、若者は、Tシャツにジーンズなどが多いです。
素敵な民族衣装
ミックススタイルも
小さい子はもちろん、大きい子たちからも
素直な笑顔がこぼれました。
リュックを大事そうに持って帰路に着く人々
1時間ちょっとで寄付を終え、次は初日最後の村、メー・ホーン・クラーン(แม่ฮองกลาง)です。実は、メー・ホーン・タイに到着する前に通り過ぎていて、30分程戻って山の上の学校に到着しました。
ほとんどが舗装されていない道。
雨季にはどろどろになって、
山の上の村は陸の孤島となります。
豚を飼っている家が多いです。
メー・ホーン・クラーンの学校は、規模が大きく、手入れもよく行き届いた美しい学校でした。先生は、男性の先生1人、女性の先生1人で、60人程の生徒に教えているそうです。
大きなグラウンド
いつもここでサッカーなどしているのでしょう。
特に礼儀正しく、穏やかな子どもたちでした。
転んだ子どもを気遣うジンダー
チャックが難しい
「お姉ちゃんが手伝ってあげる」
山下曜子 | 2019/12/26(木)
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