卒園生の話し。
先日、出産後半年たって、やっとアームの息子に会うことが出来ました。
名前はペット。ダイヤモンドという意味で、バーンロムサイのペットと同じです。
夜泣きもしないし、とても良く食べるし、元気で育てやすい男の子と嬉しそうに話すアーム。
夫のお母様と同居していて、以前働いていた和食屋さんは時間が不規則で子育てと両立が難しいということで辞め、土日は休み、仕事は17時に終了という保険会社で今、働いています。
両親をミックスした顔立ちで、ハンサムなペット君。

幼い頃のアーム。

すっかりお母さんの顔です。

もうすぐハイハイ。とても元気!
ちょうど仕事がお休みのスーワイも一緒に来ました。
母第一号のスーワイは、東北地方に住む夫の祖父母に息子を預けていて、今年の前半には引き取る予定だったのですが、このコロナ禍で延期になり、年末にはなんとか一緒に住みたいと言っていました。
ものすごーーーくヤンチャだそうです。
顔はスーワイに瓜二つ。
スーワイ、テンモー、そしてアームで3人目。
さて次は誰がお父さんかお母さんになるのでしょうか?!
続けてゴイとダーウの近況です。
観光客が行列するカフェで働いていましたが、このコロナ禍でお店はまだ閉まったまま。
そこのオーナーが二人を見込んで、友人の店を紹介してくれ、現在市内の衣類や雑貨を売る店で働いています。
そこはカレン族の支援をしているタイのNGOで、支援先のカレン族が織った布を商品化し販売。
そのお店で販売のお手伝いと思いきや、刺繍やビーズ付け、縫製まで色々と仕事を任され、ミシンを踏んだり、チクチクしたりと、かなり忙しくしているのです。
このお店の店長がまたとても良い方で、二人を娘のように可愛がってくださり、色々な可能性に挑戦してみなさいと、デザインから型紙、裁断、縫製などをやらせてくれています。
最初は制服用のパンツから。

巨大なアルコールスプレーで感染防止対策もバッチリな清潔で素敵なお店。
ダーウはもともと衣類に興味があり、バーンロムサイの縫製場で働いていました。
その後やはり社会に出てみたいということで、縫製場での職業訓練後、市内に一人で住みながら、気の合うゴイと一緒に働いています。
この縫製場での職業訓練の成果が今、しっかり出ているので、教えてくれた縫製場のおばちゃんたちは、これを知ったらきっと喜んでくれることと思います。

型紙も裁断も自分で。

お店の制服用のパンツを縫製中のダーウ。

このバッグも彼女たちが縫製、刺繍。

マスクストラップは売れ行き好調。
ダーウは縫製場で修行しましたが、ゴイは?!というと、以前通っていた職業訓練学校で、お菓子作りやカービングの他に、縫製など色々なことを一通り習ったので、実はアレコレと器用にこなすことが出来るのです。
「全然知らなかったでしょーーー、私、結構何でも出来るんだから!」 と自慢気。
オーナーの人たちに良くしてもらっている事も、自分たちは恵まれているし、それにこたえるべく頑張って働いているのだと話していました。
二人とも机に向かっての勉強はとても苦手でしたが、しっかり自立できているので、彼女たちを見ていると職業訓練がその後役にたつのだと改めて実感しています。
そして実際社会に揉まれ、色々な経験を積んで行くことで学ぶことも多く、彼女二人だけではなく、この苦労の多い時期、なんとか食べて自立して頑張ってます!卒園生たち。
とてもハードルが低い喜びですが、、、、。
あの算数が苦手だったダーウが、159バーツのマスクストラップ2本で、速攻合計318バーツと暗算で答えたことに、妙に感動!
実践は力なり。
| 2021/10/03(日)
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